本日7月14日より東京国立博物館(東京・上野)において、「上野でぶらり、伊勢詣(もう)で」をテーマに、「第62回式年遷宮記念 特別展 伊勢神宮と神々の美術」が開催される。
『古事記』(国宝)や『伊勢参詣曼陀羅』など古文書や絵画、太刀や手箱などの神宝(しんぽう)の他、近年注目を集め、また仏教彫刻との関連も深いといわれる神像(しんぞう)など、これまで目に触れる機会の少なかった計111点の貴重な作品が展示される。
本展覧会は、伊勢神宮の第62回目の式年遷宮※を記念して行わるもの。「お伊勢さん」の呼び名で親しまれる伊勢神宮は、およそ2000年前に鎮座されたと伝えられ、皇室はもとより多くの人々の崇敬を受けてきた。
本展覧会では、伊勢神宮の神宝をはじめ、『古事記』などの古文書や、考古遺物、絵画、彫刻、工芸品から、伊勢神宮の歴史と信仰、さらに、遷宮による工芸の伝統技術の継承などをたどる。また、その信仰が仏教とも深くかかわっていたことを、僧や神官の事跡絵画、工芸品で知ることができる。
とりわけ「第4章 神々の姿」の「八幡三神坐像」(大分・奈多宮)、「男神坐像」(京都・松尾大社)などは、日本古来の神々と仏教との密接な関わりを示している。音声ガイドナビゲーターを美輪明宏さんが担当し、深みのある静かな声で伊勢神宮の歴史や展示物の魅力を解説。
会場外では伊勢参りの人々に愛されてきた銘菓「赤福」が特別販売され、8月6日(木)15:00からは「みそか寄席in上野」(申込締切:7月23日(木)必着)が開催されるなど、東京にいながら「お伊勢まいり」の雰囲気が楽しめる。東大寺の重源をはじめとする僧侶の信仰をも集め、「日本人の『こころ』のふるさと」と言われる伊勢神宮。その魅力を本展覧会で感じてみてはいかがだろうか。
※式年遷宮:20年に一度、正殿はじめ御装束神宝を作り替えて、御神体を新宮に遷す行事。
※写真は13日記者内覧会で古川哲が撮影したもの
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