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2008年7月 アーカイブ

2008年7月29日

仏像のふしぎ 近頃、巷の書店ではこのテの本が氾濫していますね。

 仏像をより分かり易くカジュアルに紹介するような趣旨のものです。

 難しい話となると5分と持たずに睡魔に襲われる私にとって、こんなありがたい本はありません。

 本書は第一章から第四章までの「4つのふしぎで仏像の世界をごあんない」してくれる内容になっていて、噛み砕いた文章と、かわいらしいイラストが魅力的な一冊となっています。仏像のチョイスもなかなかポップで、東大寺の五劫思惟阿弥陀如来を持って来る辺りが乙女ゴコロを刺激します。うーんそうか、あの個性的なお姿は私たちのためを思っての結果だったのか…と改めて感服致しました。どんな仏像か気になる方はぜひこの本を読んでみて下さい。

続きを読む "仏教ブックトークVol.2 瓜生中『仏像のふしぎ』"
2008年7月23日
buddha_road.JPG 聖火リレーの到来とともに日本中を包んだ嵐のような狂騒も、四川大地震とその後中国で起こった様々な事件によってあっという間に過ぎ去ってゆきました。かつてないほど議論を呼んだオリンピックも、その開会式まで残り二週間あまりです。

 いまだにチベット亡命政府と中国政府の間には、まともな対話も行われずにいたずらに時間が過ぎ去るばかり。1935年にお生まれになったダライラマ法王は、この7月6日に73歳になられました。チベットに残された時間はそう多くはない、のかもしれません。

 そんななかチベット問題を忘れないで欲しいと訴え「ブッダロード・ピースウォーク・トゥ善光寺」が2008年7月25〜7日の三日間、長野県・善光寺などで開催されます。善光寺といえば、同じ仏教徒であるチベットへの連帯を表明し、聖火リレーのスタート地点を辞退し、世界的に話題となったお寺。

続きを読む "「チベットを忘れないで」と訴え、ピースウォークが25〜7日に長野善光寺で開催"
2008年7月19日
nenbutsu_3.JPG 2008年7月6日、築地本願寺(中央区築地)にて「念佛ノ源流-魚山聲明(ぎょざんしょうみょう)と節談説教(ふしだんせっきょう)」が開催されました。浄土真宗に伝統的に伝えられてきた聲明や節談説教を通じて、根底にある念仏の教えの「源流」に触れることをテーマに掲げた催しです。

 この貴重な催しに参加してまいりましたので、さっそく当日の様子をレポートいたします。

続きを読む "築地本願寺で開催、大人気「念佛ノ源流-魚山聲明と節談説教」レポート"
2008年7月12日

 皆さんは、歴史の教科書かなにかで、口から小さな仏像を吐き出したような、奇妙な姿をした、お坊さんの像を見たことはないでしょうか?かなりインパクトのあるお姿ですので、もしかしたら、ピンときた方もおられるかもしれません。あのお坊さんは、空也上人と呼ばれ、称える念仏により、仏さまが姿を現した、と言われる伝説から、あのような像が作られたといわれております。

 その、空也上人の像が安置されておりますのが、京都の祇園にほど近いところにあります、六波羅蜜寺と言うお寺です。このお寺は、空也上人像でも有名なのですが、御本尊の十一面観音立像が、国宝に指定されていたりと、平安~鎌倉期の仏像の宝庫としても知られ、この度、そのすぐれた仏像が、東京国立博物館にやってまいります。

続きを読む "特集陳列「六波羅蜜寺の仏像」@東京国立博物館"
2008年7月10日
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 東京大田区・池上本門寺に今月6日、風鈴の音が鳴り響いた。

 今年で4回目になる『500個の風鈴の音を聴く』はmixiを通して有志が集まり、お寺の境内で風鈴の涼しげで透き通った音を楽しむイベントだ。開催期間中には、不定期で風鈴の短冊に絵を描くワークショップも行われる。

 思い思いの絵を描いた短冊は、イベントの開催期間中風鈴とともに吊るされ涼しげな音の一つに溶け込む。サイトに書いてある「短冊に絵を描いた風鈴が共鳴することにより、人と人の繋がりを感じてください。」という言葉がなんとも優しさを感じさせる。イベントは20日まで。夏の暑さを避けるため、耳からの涼を取り入れてはいかがでしょうか。

詳細は以下の通りです。

続きを読む "500個の風鈴の音を聴く"
2008年7月 8日

肝心の子供 BGMがない映画。
 この作品を読んで私が受けた印象です。

 お話としては、スッドーダナ王の息子であるブッダ、その子のラーフラ、そしてティッサ・メッテイヤの親子三代の物語なのですが、このお話を仏典と思って読むと痛い目にあいます。

 だって、このお話の中では、稲作を広めたのはヤショダラの功績であり、ラーフラは子供までこさえてしまっているのですから。

続きを読む "仏教ブックトーク 磯崎憲一郎『肝心の子供』"
2008年7月 7日

セブン・イヤーズ・イン・チベット〈ニューマスター版〉 2008年3月10日、チベットの都ラサでチベット人僧侶により自由を求めるデモが行われました。中国当局がデモを暴力的に鎮圧したことから、多くの死傷者や逮捕者がでる事態に発展。外国人の立ち入りが禁止され正確な状況が伝えられず、各国で行われた聖火リレーに抗議が殺到したことはまだ記憶に新しいことではないでしょうか。

 チベットが独立国としての地位を失った1959年のダライラマ法王のインド亡命から、もうすぐ50年が経とうとしています。仏教がすべての基礎にあったチベットとは、いったいどんな国だったのでしょうか? 今から遡ること60年。まだ幼かったダライラマの、唯一の西洋人家庭教師を勤めた登山家を描いた映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』を通して、チベットの仏教と文化をみてみることにしましょう。

続きを読む "英語で学ぶ仏教Vol.1 『セブン・イヤーズ・イン・チベット』"
2008年7月 2日

 7月6日に築地本願寺で「念佛ノ源流(ねんぶつのげんりゅう)」が行われます。浄土真宗に伝わる聲明(しょうみょう)や節談説教(ふしだんせっきょう)を聞きながらその根底にある「源流」を知る機会ではないでしょうか。

 聲明とはお経に節や抑揚をつけて唱える歌のようなものです。もともとは天台宗など密教にルーツを持つのですが、現在日本の多くの宗派で聲明は用いられています。

 また、節談説教は浄土真宗独自の説教方式で、説教師と呼ばれる方が独特の抑揚とリズムをつけて法話をするものです。私も一度節談説教を聞いたことがあるのですが、その迫力はすごいものがあります。

続きを読む "念佛ノ源流-魚山聲明と節談説教"
2008年7月 1日
Borobudur_sunrise.jpg 当サイトの6月の人気記事ベスト5をご紹介いたします。

【第5位】「海外競売で12億円落札の「運慶作」大日如来、一般公開へ」
→「国宝級」と言われながらも、国宝指定を受けられなかったために海外流出の危機に陥り話題となったこの大日如来像でしたが、なんとか真如苑が購入され無事にお祀りされることとなりました。

【第4位】「チベット問題で平和的対話を訴え、宗派を超えた僧侶の会が発足」
→このところめっきりニュースに取り上げられることも少なくなった、チベット。問題はちっとも進展を見せませんが、この問題自体が忘れられたわけではありません。目前にせまったサミットで、ダライラマ法王と胡錦涛国家主席の対話は実現するのでしょうか?

続きを読む "2008年6月の人気記事ベスト5"
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