
2008年6月1日(日)、鎌倉の浄土宗大本山・光明寺にてルートカルチャーというNPO法人主催による、タブラやシタールを使った「インド古典音楽レクチャー&コンサート」が催されました。
ルートカルチャー自体は、鎌倉の文化と地域のために文化的交流の場をつくることを目的として創設されたNPO法人で、仏教に特化した活動をしている訳ではありませんが、鎌倉という土地柄上お寺とは切っても切れない間柄。今回は会場が浄土宗の大本山で、しかも仏教の生まれた国インドの古典音楽ということで、ちょっと覗いてみることにしました。
会場となったのは、重要文化財の本堂。数十畳はある広い座敷に、黒字に金の龍をあしらった垂幕。背後にはご本尊の阿弥陀三尊と右檀には等身大の善導大師像と弁財天像、左檀には如意輪観音像が控えておられ、なんともゴージャス。
お客さんの方はと言うと、オシャレな若いカップルや子供を連れた若いご夫婦が大半でした。そんな中にご年配の方もちらほらといらっしゃり、神谷町・光明寺で催される「誰そ彼」とはまた違った雰囲気でした。

演奏は「タブラ」というインドの打楽器奏者のアルナングシュ・チョードリー氏(通称チョーさん)と日本が誇るシタール奏者のヨシダダイキチ氏です。
「レクチャー&コンサート」ということで、演奏前にはヨシダ氏による簡単なインド古典音楽の説明があったのですが、うっかり後ろの方の席に座ってしまったので良く聞き取れませんでした…
しかしとても印象に残ったのが、シタールは和音ではなく旋律で移動するということです。弦楽器は中学の音楽のギターで既に諦めてしまった私には、一体何のことやら?という感じでしたが、ルツルツと流れる旋律に引き込まれてしまいました。
タブラの方は、背の低い太鼓が二つ、一見ボンゴを大きくしたような楽器なのですが、たった二つなのにどうしてあんなに色々な音色が出せるのか、またくもって不思議でした。

それともう一つ。ヨシダ氏曰く、インドではシタール奏者だかタブラ奏者だかは5代先まで働かずとも食べて行ける程の地位にいたとのことで、インドの古典音楽は時間という概念に縛られない音楽になってしまったとのこと。ゆっくりとしたリズムに始まり、ながーいながい時間をかけてだんだんとペースをあげていくのがインドの古典音楽だとか。その長さ、なんと4時間にも及ぶそうです。J-Popではありえない長さですよね。
実際に、ぽつぽつと説明を交えながら指を動かすうちに、いつの間にやら演奏が始まり、いつが説明の終わりなのか、いつからが演奏なのか判別つかない状態で、約一時間半の間お二人の手が止まることはありませんでした。(今回は短縮バージョン)
■関連情報
・photo: takamitsu sakamoto(ROOT CULTURE):ルートカルチャー様より、お写真をご提供いただきました。
・ルーチカルチャーのHP:スタッフによるレポートもあります
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■インド古典音楽レクチャー&コンサート
・日時:2008年6月1日(日)13:30〜16:00(開場13:00)
・会場:浄土宗大本山光明寺(鎌倉市材木座6−17−19)
・主催:NPO法人 ルートカルチャー
・特別協力:浄土宗大本山 光明寺