2008年6月 2日
151bymerec0.jpg 鑑真和上の開いたお寺として名高い唐招提寺の御影堂ならびに仏像修理所が5月31日より6月8日まで特別公開される。御影堂には鑑真和上坐像(国宝・奈良時代)が安置されているほか、生誕100年を迎えた東山魁夷画伯奉納の障壁画と襖絵もあわせて鑑賞できる。

 現在仮に御影堂に安置されている三尊像は、今秋にはもとの金堂に遷座される予定となっており、間近で観られるのは今回が最後となる。

 唐招提寺と言えば中学校の時歴史の教科書で必ず見た名前でしょうか。鑑真和上が開いたお寺です。鑑真和上は中国の名僧だったのですが、日本へ渡り部強を伝えるべく何度も渡来を試みますが、中々成功できませんでした。最終的に10年越し、6度目の渡来で無事に日本に辿り着いた時には両の眼の光は失われておりましたが、その意欲は衰えることなく、以後東大寺を中心に日本で仏教を広めようと努力いたします。しかしその後朝廷と折り合いがつかなくなり、東大寺を追われます。

 東大寺を追われた鑑真和上は、彼を慕う新田部(にたべ)親王に親王の旧宅地を下賜されて、天平宝字3年(759)修行道場を開きました。それが今の唐招提寺です。

 今と違い船旅は本当に命がけだった時代、何度危険な目に逢おうとも、自分の目が見えなくなろうとも仏教を広めようという強い気持ちを持ち続けた鑑真和上の思いを、私たち現代の仏教者も継承していることを忘れてはならないものですね。

 期間中は、藪内流家元による献香・献茶や法要、記念講演なども行われるので、こちらもぜひ合わせてどうぞ。

■関連情報
・Photo by merec0
唐招提寺公式サイト
5月28日 御影堂公開と仏像修理所の公開:公開に関する詳細情報はこちら。

■唐招提寺御影堂 特別公開【詳細はこちらをごらんください
・日時:2008年5月31日(土)〜6月8日(日)9:00~16:00
・会場:唐招提寺 御影堂(奈良県奈良市五条町13-4)
・拝観料(別途特別展料金が必要):大人・大学生:600円、中高生:400円、小学生:200円
・特別展料金:大人・大学生:500円、中高生:300円、小学生:200円

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