
永平寺代3世の徹通義介禅師700回大遠忌を記念した文化事業としてこの度駒澤大学記念講堂にて『文化講演会 「いただきます ごちそうさま」 禅の教えに学ぶ「食育」』がおこなわれる。
永平寺代3世徹通は道元に師事し、永平寺で典座などを務めた。典座とは、禅寺や禅宗の修業道場で食事をつかさどる役のことを差し、永平寺をはじめとする曹洞宗道場の中では要職とされる。
典座を任された時のエピソードの一つとして、道元が永平寺の開山に先立って修行の場として開いた坐禅道場、吉峰寺で、当時典座であった徹通が大雪の中麓から伽藍に至る曲がりくねった坂を粥飯の桶を担いで上ったという話が残っている。雪深い山道を重い粥の桶をもって上がることは大変な重労働であったであろう。修行僧の朝食のため、まだ暗い坂道を登った徹通には頭が下がる。ちなみにこの坂は現在この故事をもとに徹通坂と名付けられている。
このように食べる・食べさせるということに対して文字通り命を張っていた徹通の700回大遠忌の記念文化事業であるからこそ「食育」にも重みが増す。
この文化講演会にあたっては服部学園理事長・校長・医学博士である服部幸應さんが記念講演や永平寺の小食事作法を上映するなど内容も充実している。
普段何気なく、しかし必ず毎日接している「食べる」ということをよく噛みしめてみてはいかがだろうか。
詳細については以下の通り。
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