2007年12月11日

 仏教者による国際協力NGOアーユスが、世界的な問題となっているビルマの軍事政権による民衆弾圧に関するシンポジウムを開催します。シンガポールとアメリカ在住のビルマ人僧侶を招き、いまビルマはどうなっているのか、そして日本の仏教者はいかに同胞を支援できるのかについて話し合うとのこと。

 いち仏教徒として、見過ごすことのできないこの問題。ギリギリのお知らせとなってしまいましたが、お時間のある方はぜひご参加を!

緊急公開シンポジウム
「ビルマ僧侶来日講演会」非暴力平和運動と仏教

 ここ数カ月のあいだにビルマでは、政府による燃料費の引き上げに端を発し、非暴力的な民主化運動が展開されてきました。その大きな支えとなったのが、仏教サンガであり、その構成員である僧侶たちでし た。この動きに対して軍事政府は、暴力によって民主化の動きを封じ込めようと試みました。多くの市民や僧侶が亡くなり、未だ行方不明のままの人びとも数多くいます。強制的に還俗をさせられた僧侶も少なくないと伝えられています。犠牲者の中には、日本人のフリージャーナリ スト長井健二さんも含まれており、所持品であったビデオ機材は返却されないまま時が過ぎています。

 人びとの苦しみの原因を取り除くために覆鉢行等によって暴力に立ち向かい、恐怖の政治から慈悲の政治への転換を身をもって教え諭しているビルマの僧侶たちの行動は、ビルマの未来のみならず、仏教の未来をも大きく切り開くものです。熱心な仏教徒が多いビルマにおいて僧侶が仏教者としての行いを実践できないとなると、民衆はより多くの苦難を抱えることになるでしょう。ビルマの仏教サンガは、人びとが生きるための支柱になっているのです。

 このような情勢の中で、海外に在住するビルマの僧侶のあいだで民主化推進へ向けた新たなネットワークが立ち上がってきています。このたびの緊急シンポジウムでは、シンガポールとアメリカに在住する3人のビルマ僧を招き、現状の的確な把握と日本の仏教者による実践的な支援活動のあり方について考えてみたいと思います。

■緊急公開シンポジウム「ビルマ僧侶来日講演会 非暴力平和運動と仏教」’
◇期 日:2007年12月12日(水・友前)
◇時 間:18:30~21:00
◇会 場:築地本願寺礼拝堂(地下鉄「築地」より徒歩1分)
◇共 催:ビルマ僧侶の平和的民主化運動を支持する会 2007、エンゲイジド・ブッディズム研究会、ビルマ市民フォーラム
◇後 援:全国青少年教化協議会、アーユス仏教国際協力ネットワーク
◇ゲスト:
●パンニャ・バンサ長老(シンガポール在住)
1928年生まれ。パーリ語と仏教学を学び、スリランカ、マ レーシア、アメリカ、カナダ、シンガポール、オーストラリアなど各国 にビルマ仏教寺院を設立。ビルマでも高僧として名高い。

●スジャナ・パンサ師(アメリカ・カリフォルニア在住)
ビルマ第二の都市マンダレーで生まれる。パーリ語、仏教学、瞑想を教える学僧。1995年にアメリカへ渡り、ダンマヌッガ協会(仏教救援組織)を設立。

●チョウ・ティン氏(アメリカ在住)
1955年生まれ。ラングーン大学で物理学を修め、民主化運動に参加する。1985年に国費留学生として来日、名古屋大学で電子工学の博士号を取得。タイムス誌に書いた記事によりビルマ政府から名指しで脅迫を受け、日本で難民認定を受ける。1996年にアメリカへ移住し、現在は半導体関連の会社を経営。

◇お申し込み・お問い合せ
ビルマ僧侶の平和的民主化運動を支持する会2007事務局
アーユス内 TEL 03-3820-5831, mika@ayus.org(担当:枝木)

■関連URL
アーユス国際仏教協力ネットワーク:アーユスの公式サイト。
ビルマインフォ「最新情報」:ビルマの最新情報はこちら。

■関連記事
彼岸寺 - 時事:「パンティでビルマに自由を! 「パンティパワーキャンペーン」:タイのビルマ民主化支援団体による抗議活動。
そもさん、せっぱ「Q. 世界には幾つくらいの仏教国(仏教徒が多い)があるのでしょうか?」:ビルマ民主化を支援する仏教徒のいる国はどこか?

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.higan.net/apps/mt-tb.cgi/2056

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


Powered by Feed Wind