春! 冬の寒さもそこそこに、いつの間にかもう桜の季節が近づいてまいりました。春にお寺を訪れるには、何も花粉ばかりではありません。お寺にとって春と言えばお彼岸。普段はひっそりと聖霊が眠るお墓に、たくさんのお参りの方が訪れる季節です。
お墓といえば、お寺では黒い御影石の四角いものが一般的。最近では洋風の横長のお墓もでてきているようですが、お墓からイメージするのはあの四角い石を三段に積んだものではないでしょうか?
全国400者の石材店が集う全優石は、そんな伝統的イメージを一新する「ニューデザインお墓写真コンテスト」を1995年から開催しています。
あの『トリビアの泉』にも取り上げられ60へぇを獲得したこのコンテストは、「お墓のイメージを『暗く悲しいもの』から『明るく楽しいもの』に変えようと」開かれるようになったものだそうです。「どれだけ思い入れを込めて作られたか」に審査の重点をおくだけあって、受賞墓はどれも故人への想いがつまったものばかりです(『トリビアの泉』より)。
第11回コンテストで「ニューデザイン特別賞」を受賞されたのは、『リリィ・シュシュのすべて』や『スワロウテイル』で知られる岩井俊二監督と長年映画を撮り続けていた撮影監督の篠田昇さんのカメラ形をしたお墓。長澤まさみの主演で大ヒットとなった『世界の中心で、愛をさけぶ』を遺作に惜しくも52歳で亡くなられた篠田さんを忍び、「セカチュー」の舞台となった庵治の石を使い、撮影監督としての篠田さんを感じられるようこのデザインにされたそうです。
また、第3回で「ニューデザイン賞」を受賞されたのは、交通機動隊で取締中に殉職された息子さんが白バイにまたがった姿を模して作られたお墓。モトクロスのライセンスをお持ちで色々な大会で活躍された方だったかたに相応しいお墓としてお考えになったそうです。第9回では亡くなられた方が一番好きだった家族の団らんの場の応接間をそのまま再現されたお墓が「ニュ−デザイン大賞」を受賞されています。
お墓とは、遠くへいってしまった故人とわたしたちを結びつけてくれるもの。一つとして同じもののない絆を表すには、こんなお墓も良いのかもしれませんね。
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□全優石(音声に注意!)
□「ニューデザインお墓写真コンテスト」のページ
□コンテストを取り上げた『トリビアの泉』の動画