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松下弓月 アーカイブ

2008年8月19日

 お盆も終わり、暦の上では秋となりました。とはいえ秋の気配を感じたのも1日だけ。昨日からセカンドサマーが到来したようで、まだまだ暑い日々が続きそうですね。お寺ではお盆が1年でももっとも忙しい時期。7月末からお盆明けまで続く汗だくの毎日が終わり、やっとほっと一息ついているところです。

 さて、フジロックやサマソニといった夏フェスはほとんど終わってしまいましたが、仏教系夏フェスはこれからが本番。今週末には、池上本門寺の「Slow Music Slow Live」や築地本願寺ではおなじみ「他力本願でいこう!」が開催されます。9月には富山県にある善巧寺さんで、「お寺座LIVE」が開催されるなど注目イベントが目白押しです。

 「仏教系夏フェス特集2008」としてこの3つをご紹介しましたので、1度ご覧下さい。個人的には二階堂和美、レイハラカミ、小島真由美とツウ好みのアーティストが毎回出演する
「お寺座LIVE」が気になっています。

2008年8月18日

 東京ビッグサイトで開かれていたコミックマーケット(通称:コミケ)が、過去最高にならぶ55万人が訪れ盛況のうちに終了したようです。爆破予告がされたり、似たようなイベントでエスカレーター事故があったりと、すいぶん騒がしかったようですが無事終了してなによりです。

 わたし自身はこういったイベントには参加したことがないのですが、ここ数年現代思想界からも参加される方が多いようで気になっています。学生時代からずっと好きな批評家の東浩紀さんをはじめとして、文化系トークラジオLifeなどに出演され「新進気鋭の社会学者」として注目の荻上チキさんの「ソシオクリティーク」(ニコニコ動画の権威?濱野智史さんとの対談が注目です)や、東浩紀さんへの痛烈な批判で鮮烈なデビューを飾り、初の単行本『ゼロ年代の想像力』が話題の宇野常寛さんの惑星開発委員会などなど。

 現代の問題に向かうことの少ないと言われる仏教ですが、これら思想の最前線から生まれてくる言葉にどう答えることができるのか。なんとか仏教と接続できないものか、考えています。いつか彼岸寺でも、紙メディアをつくりたいものです。

2008年8月 1日
tourou.jpg お寺にいると縁のなくなるものの1つに、「曜日感覚」があります。土日や祝日でも休みというわけではないので、あまり何曜日なのか考えることがなくなってしまうんですね。

逆に強く意識するのが、季節です。夏のお盆に春秋のお彼岸、また○周忌のご法事や毎年やっている行事など、1年の移り変わりを意識する意識するきっかけが多くあります。これって、昔の人の時間感覚に近いのかも、と思います。

 さて、もうすぐやってくるお盆に合わせ、8月10日(日)に「身近なもので作る回り灯籠ワークショップ」を開催いたします。お盆では、ご先祖さまが迷わず子孫のところへ帰ってこれるように、「盆灯籠」を灯すのが習い。今回は、みなさんと自分だけのデザインを描き、くるくると回る灯籠を作ります。

 詳細はこちらに掲載されています。みなさまのご参加をお待ちしております。

2008年7月30日

 おなじみ、『江戸のお寺 浮世草子』の「九章八話 御師の業務」が更新となっています。江戸時代に隆盛を誇った大山講。その篤い信仰を支えたのは、御師(おし)と呼ばれる人々の地道な営業努力、だったようです。

 毎年大山のあたりにある八菅神社(はすげじんじゃ)というところで、火渡護摩を修行しています。山伏の装束を身にまとい、山の中腹に設けられた祭壇で護摩を焚き、その火を裸足でわたるものです。参拝者の方々も火渡に参加することができ、毎年千人以上の方が訪れています。

 いまではお坊さんでも、お寺と神社は相容れないもの、という感覚が当たり前のようですが、明治の初めまでお寺と神社とは表裏一体のものでした。僧侶が神主を勤めたり、ご神体に仏像を祀っていたりしたものです。あの有名な鎌倉の鶴岡八幡宮も、その昔は「鎌倉八幡宮”寺”」と呼ばれる、立派なお寺でした。

 江戸の人々の篤い信仰心の背景には、日本人の心の奥底からわき上がってくる自然な崇敬の心があるような気がします。「ここは○○だから」とか「わたしたちは××だから」とか、理性や論理の整合性ばかりにこだわる社会からは、それは産まれてこないと思うのです。

2008年7月29日
mare06_01.jpg ここ何年かですっかり定着した感のあるフリーペーパー。雑誌が売れない時代になり、まず手にとってもらわないことにはどうにもならない、ということなのでしょうか。昔はフリーペーパーといったら、どれもたいした内容ではなかったのですが、いまや無料とはいえ、どれも普通の雑誌に引けを取らないクオリティ。

 見かけるたびに、無料だからと気軽に手にとってみるのですが、普通なら絶対に読むことのないような記事に出会ったりして、嬉しいものです。

 お寺こそ、そうした出会いに相応しい場所と思い、このところいくつかフリーペーパーを設置し始めました。1つは、地元サッカーチームが出している『MARE』。もう1つは、早稲田文学という文芸誌の発行するフリーペーパー『WB』です。

 「出会い」が生まれるというのは、ある場所が「生きている」かどうかの1つの条件だと思うのですが、どうしたらそんなお寺でありうるか。色々試してみたいと思っています。

2008年7月28日

 おはようございます、今週一週間彼岸寺の輪番を務めさせていただくyuzukiこと、松下弓月です。いつもはおもに時事の担当として、仏教関連のニュース記事を書かせていただいております。

 ニュース担当ということもあり情報収集が毎日の日課となっているのですが、そのときに一番参考にしているのが、おもに独立系ニュースサイトです。新聞社やテレビといった大手マスコミのニュースサイトと比べて、ある程度特定されたジャンルについて専門的なニュースが掲載されているものです。よく見ているものだと、コンピューターやテクノロジー関係の「WIRED VISON」、Jリーグ情報満載の「J's GOAL」でしょうか。どちらも仏教とまったく関係ないですね…。

 というのも、ありとあらゆる分野のニュースサイトがウェブにはありますが、仏教となるとほとんどないのが実情です。近頃また仏教ブームと言われ、仏教やお寺に興味を持つ方が増たり、イベントや写経会などを開催する「開かれた」お寺も増えているにも関わらず。

 それなのに、その間をつなげる存在がない。だから、両者をつなげられるサイトを作りたい。そんな気持ちでやっております。

 彼岸寺を通して、みなさまにご縁を結んでいただければ幸いです。

2008年4月 7日
wedding-matsu.jpg 4月5日、彼岸寺住職の松本圭介が結婚されました。昨年結婚報告をしていただいたyuzukiから、この場を借りてご報告させていただきます。

 花祭りも目前に迫った暖かな春の日、とあるフレンチレストランにてお二人の結婚式が催されました。ご本尊の「南無阿弥陀仏」の掛け軸が奉られたのは、普段は社交パーティーが開かれていそうな雰囲気のラウンジ。誰そ彼や神谷町オープンテラスなどでいつもお世話になっている光明寺のご住職に司祭者をお勤めいただき、出席者全員による読経で開式となりました。

 お二人による誓いの言葉が読み上げと念珠交換ののち、ご住職から法話をいただきました。新たな旅立ちとなったお二人に、「理想を追求する志」と「相手を思いやる心」という二つの言葉が贈られました。

 披露宴会場に移ると、さっそく今日のメニューを確かめるKAKU夫妻。さすが料理好きのお二人とあって、抜かりはありません。各界の著名人が訪れることで有名なお店だけあって、新郎も学生時代に皿洗いのバイトをして以来長らくの念願だったとか。

 素晴らしいお料理をいただき、いよいよ披露宴のメインイベントであるケーキカット。なんとさすが「趣味は仏教」と紹介されたマツケイ住職、ウェディングケーキに飾られたのは、かわいいお生まれになったばかりのお釈迦様でした。とっても幸せそうに入刀されたお二人に、会場も暖かな気持ちでいっぱいになったようです。

 どうかお二人が末永く幸せでありますように!

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。