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松本圭介 アーカイブ

2008年8月29日

クスールというウェブ教室が不定期で光明寺の一室を使い、寺子屋クスールというイベントを開催しています。今日、第6回目が開催されました。

寺子屋といってもお寺の中でITの講義だなんていうと、ちょっと違和感を感じられるかもしれませんが、これが意外と合っているんです。私もちょこちょこ講義をのぞいてみるのですが、毎回違った分野のゲストの先生が来られて、いつも新鮮なんですよね。

「技術+アイディアを紹介する」ということなので、もちろんちょっと専門的な技術の話とかもあって初心者には話が難しいところもあるのですが、まるでITなんて関係なさそうなアナログな事例を紹介されることもけっこうあります。今日なんか、体験事例として実際にお化け屋敷を作って、皆さん本気で恐がってました。

クリエイティブなことっていうのは、技術が大事なのではなくて、それ以前の発想や着眼点によってその質のほとんどが決まってしまうということを、痛感させられます。もちろん、技術を深めることによってできることが広がることは間違いありませんが、それがフォローできるのは洗練や工夫の部分であって、本質的な面白さというのはもっとシンプルなところから出てくるものだと思います。

今日の先生のお話に「コミュニケーションギャップのあるところに私たちの仕事がある」という言葉がありましたが、同じようにお寺にも非常に大きなコミュニケーションギャップが存在しています。今日は、それをいかに解消していくかという本質的な問題に向き合う姿勢を学ばせてもらったような気がします。

2008年8月28日

こんにちは!松本です。みなさん、「こんにちは」を日本語以外で何カ国語で言えますか?ハロー、ナマステ、ニイハオ、アンニョンハセヨ、グーテンターク、、、ちょっと考えてみましたが、私はそんなに数は言えません。

なぜそんなことを考えているかというと、仕事でタイ語の「こんにちは」を画像表示しなければならなくなったからです。タイ語の「こんにちは」を画像にしたいのですが、そもそも文字の形そのものが読み分けられないんです。調べるとなんとか文字は出てくるのですが、「สวัสดี ครับ(サワディークラップ)」を見よう見まねで画像にするのが難しい。
たぶん、よくタイから日本向けに輸出されてくるラーメンに「ラーナソ」とか間違って書かれていたりしますが、あれと同じことをやってしまいそうなわけです。

最後の手段は、印刷した紙をタイ料理やさんに持って行ってチェックをしてもらうしかなさそうです。タイ語の分かる方がいらっしゃったら、ご一報ください。

2008年8月27日

先週の土曜日、築地本願寺で「他力本願でいこう!」というライブイベントが開催されました。当日は私もスタッフとしてお手伝いをさせていただきましたが、今年もたくさんの人が来て大盛況でした。サワサキヨシヒロ!さんのDJに始まり、いとうせいこう&ポメラニアンズがなんまいDUBを称え、中原昌也氏がノイズを響かせ、DE DE MOUSEがキラキラして、KAN先生がピアノを弾き語り、二階堂和美さんが僧侶の歌声を響かせ、厳かな法要で締めるという、なんともお寺らしいイベントでした。クラシック音楽とかよりも、お寺らしかったです。少なくとも、都心で挑戦するお寺としての、築地本願寺らしい内容だったのではないでしょうか。

さて、来月は光明寺でも恒例の「誰そ彼(たそがれ)」をやります。こちらもお寺らしい、光明寺らしいイベントになるのではないかと思います。出演者や概要については誰そ彼のサイトをご覧ください。たぶん早めに予約しないとすぐに席がなくなっちゃいますので、興味のある方はお急ぎを。

2008年8月26日

 今日の日経新聞夕刊に、こちら彼岸寺の活動が取り上げられたとのこと。私は新聞をとっていないのでまだ見ておりませんが、日経読者の方はぜひご覧ください。

 さて、ここのところめっきり秋めいてきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は暑い夏の陽気な感じも好きですが、なんだか自然と心落ち着く秋の雰囲気も好きです。特に最近は、ちょっとゆっくりいろいろ考えたいなと思うので、涼しくなってきて嬉しいですね。

 気候というのは、その地域に暮らす人々の生活様式だけでなく、思考にも大きく影響するような気がします。以前インドへ行った時、現地に暮らす人が「夏の熱波が来たときは何もしたくないし何も考えたくない」と言っていましたが、確かにあまりに暑いと何も手につかなくなります。インドで悟りを開いたお釈迦さまは、実際のところどんな気候環境で過ごされていたのでしょうね。いつかその歩みをなぞってみたいものです。

2008年8月25日

我が家では最近、二日に一度くらい、朝食にコーンフレークを食べています。お皿にシリアルを入れて牛乳を注げば朝食の出来上がり。簡単ヘルシーで手早く食べられるので、軽く食べたい朝にはちょうどいいですね。

ところで、主に買うのはケロッグのコーンフレークですが、あのパッケージってどうしてあんなに派手なんでしょうかね。原色系のパッケージから虎とかのキャラクターが飛び出してくる感じのやつが多いですが、中身そのものは地味な色でヘルシーなんだから、今どきはもっとナチュラルな感じで売っても良さそうな気もします。

箱が派手で嫌だということで、妻がシリアルの中身をすべて3リットルくらいの大きなガラス瓶に移し替えようとしたところ、ぎりぎり少しだけシリアルが溢れて入りきらなかったので、私が代わりに手際良く納めてあげました。「どうしてそんなに上手なの?」「いつも火葬場で見る作業だから」お骨が多くて骨壺に納まりきらないとき、骨壺をゆすったりまわしたりしながら最後は上手にお骨を納める火葬場の職員さんの作業を見ているうちに、やり方が自然と身に付いたようです。(松本)

2008年8月 9日

ポニョ、観てきました。最近の宮崎アニメみたいに大人もわくわくするような物語ではなくて、トトロ的な映画でした。観た感想としては、大人が素直に楽しめるかどうかは微妙ですが、子どもの頃見た夢の中にいるような感覚になる映画でした。

トトロもそうですが、ストーリー全体が面白いとか面白いとか言われるよりも、「私はあのシーンが好き」というふうに、自分の思い出と重ねあわせて楽しまれてきたように思います。ポニョも、いくつかの印象的なシーンが頭に残っています。この映画がこれから観る人たちの心にどのようなかたちで残っていくのか、評価には時間がかかりそうですね。

新聞記事などによれば、宮崎監督自身も試写で作品を見た子供たちの反応がなくて、『子供たちのために作ろうとしたのに空振りだったのか』と落ち込んだそうですが、実際、これを観た子どもの反応はどうなのか、気になります。そんなことも含めて、子どもと一緒に観に行くのが楽しい映画ということは間違いないです。

2008年8月 8日

いよいよ今日、北京オリンピックの開会式です。開会式には各国首脳が招待されており、日本からは福田首相も行くようですね。チベット問題への抗議の意から一時は開会式の出席を見送ると表明していたフランスのサルコジ大統領も、結局は出席することに落ち着いたようです。逆に、出席を希望していたチベットのダライラマ法王は、中国側に拒否をされてしまったようです。

ところで、開会式に合わせて、各国でチベットへの思いを込めたキャンドルライティングが開催されるようですね。チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)のサイトに詳しく載っていますが、日本でも各地でいろいろな団体が、キャンドルライティングを行うそうですので、お近くの方はぜひ。

大気汚染やテロなど、開催に当たっての不安が大きい大会ですが、一生懸命に練習してきた選手の方々が実力を出し切れないような状況になってしまったら、とても残念です。とにかくぜひ最後まで無事に終えられることを願います。

2008年8月 7日

グーグルが日本でもマップ上でストリートビュー機能の提供を始めたのが、ニュースとなっていますね。試しに使ってみたのですが、これはちょっと感動しますね。だって、ウェブ上で実際の世界を散歩するような感じですよ。私は物件を探すのが好きですが、この機能があれば現場に行かずとも周辺の環境や建物の外観などを把握することができますので、物件探しにも大変便利でしょう。お盆参りとかで檀家さんの自宅をまわるときに、分かりにくい家を事前に確認しておくことなどもできそうです。

ただし、現状ではまだ東京や大阪をはじめとした大都市の道路に限られていますし、画像もリアルタイムではありませんから、もちろん限界はあります。しかし、グーグルが「世界中の情報を整理し尽くす」という企業理念のもとで着々と仕事を進めていることに、恐ろしさすら感じます。この仕事が完成されたら、人間の頭の中身はどう変わってしまうんでしょうね。

2008年8月 6日

昨日から、築地本願寺で毎年恒例の盆踊りが始まりました。いつもは境内の駐車場となっているところに大きなやぐらが組まれて、それを大きな円でぐるっと取り囲むように、たくさんの露店が並んでいます。ふつうのお祭りの露店と違って、築地市場のお店などが出店しているので、築地ならではの本格的な味が楽しめます。私はいつもここで、モツ煮込みとビールを飲みながら夏のお祭り気分を味わうのが楽しみです。

毎年皆さん、きちっと浴衣を着こなして、上手に踊るんですよね。盆踊りとしてはかなり規模が大きいので、踊りにも迫力があります。築地本願寺の職員のお坊さんたちも、子どもたちのために動物の着ぐるみに入って踊っていますよ。私も以前、一度パンダをやりましたが、汗だくになりました。本日6日はスペシャルゲストとして、ツートン青木が登場。明日7日は仮装盆踊りのスペシャルイベントが開かれる模様。

築地本願寺の夏の風物詩、初めての方もぜひ雰囲気を味わいに行ってみてください。踊らなくても美味しく楽しめますよ。

2008年8月 5日

いやー、暑いですね。東京は夜も気温が下がらず、蒸し暑い日が続いています。汗をかくのでなるべく水分補給を欠かさないようにしていますが、朝目が覚めると、ふとんがおもらししたみたいに濡れています。干しても干してもきりがないですね。

ガソリンから食料品、日用品まであらゆる物の値段が高騰しています。近く、電気料金もあがるということを聞きました。支出が増えればそれを抑えることも当然考えねばなりませんので、何かしら生活の上で節約の工夫をしているという人も多いのではないでしょうか。私はお参りに行くため車に乗らなければならないときなど、なるべくクーラーをつけないようにしていますが、直射日光で法衣が汗だくになって、洗濯機をまわす回数が増えてしまいます。法衣の痛みも早くなります。何が良いのか分かりませんね。

物価の高騰で将来に不安を覚えた日本人が、収入を貯金にまわす割合が以前より高まっているという話も聞きます。しかし、貯蓄されたお金がそれこそ原油や小麦の先物取り引きなどで運用されるようになったら、ますます原油高・原料高が進む、悪循環でしょう。非常に複雑な現代の経済の仕組み、難しくてよくわかりませんが、何かいつもだまされているような感じがして、このところ違和感が膨らむばかりです。

2008年8月 4日

 今週の輪番、松本に戻ってきました。またどうぞよろしくお願いいたします。さて先日、テレビでニュース番組を見ながらふと思ったことがあったのですが、よく「暗いニュースが続いて気が滅入りますね」なんて言われることがありますが、あれは少しおかしいのではないかと。

 視聴者にとってニュースの面白さというのは、何も「楽しい」とか「嬉しい」とかいうポジティブな感情を呼び起こすものだけにあるのではなくて、むしろ「戦争」や「事故」などといった「怒り」や「悲しみ」などネガティブな感情を呼び起こすものにあるのが分かっているから、テレビ局は毎日、怒りや悲しみのニュースネタを探して走り回っているわけで、「暗いニュースが続く」のは当たり前なんですよね。子どもの頃は、ニュースは暗いものばかりなので嫌いでしたが、今では暗いニュースも興味深くみられるようになりました。大人になって、ニュースを消費できるようになったということでしょうか。私もずいぶん厚かましくなったものです。

 週刊誌の見出しを眺める時の自分の心の動きをよく見てみると、見出しにつられて「あいつが人生転落するなんて、いい気味だ」とか「惨劇の一部始終をカメラが捉えた!気になる〜」とか「タレントの不倫疑惑?実際のところ、どうなんだろう」とか、非常によくない方向に心が動きそうになるのが分かります。ある意味、ニュースを見て受け流すという作業は、自分の心が知らず知らずのうちに流されないようにコントロールするための、よい修行になるかもしれませんね。

2008年7月17日

お坊さんの呼び方は宗派によってもずいぶん違いがあり、なんて呼んだらいいのか分からなくて困ると言われることがあります。住職さん、和尚さん、御院さん、方丈さん、お上人さん、、、分からないときは、お寺さん、というのが間違いないかもしれません。葬儀屋さんなどからは、先生、と声をかけられることもありますが、私は何の先生でもないので、いつも違和感があります。

ところで、あまり知られていないかと思いますが、築地本願寺など浄土真宗の大きな寺院では「輪番(りんばん)」という面白い役職があります。京都の西本願寺におられる住職さんの代わりに、本山から任命されたお坊さんが「輪番」として住職の代理を勤めるというシステムになっているのです。輪番さんが交代するたびにお寺の雰囲気が変わるので、良くも悪くもお寺の新陳代謝の刺激にはなっているようです。

彼岸寺でも、この「日日是好日」コーナーに、試しに来週から輪番制を導入してみたいと思います。私、松本と、KAKU、yuzuki氏での1週間交代の短い輪番制ですが、しばしお付き合いいただければ幸いです。

2008年7月14日

皆さま、お待たせしました(と、日本語で書いても意味ないかもしれませんが)、彼岸寺の英語版がオープンです。日本語版のほうはほとんど変化ありませんが、一点、サイトの右上に「日本語/English」ボタンが登場しました。クリックすると、英語版にジャンプします。

内容については、日本語版をそのまま翻訳したものはなく、すべて一から新しく作っています。まだまだコンテンツは少ないですが、これから充実させて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、英語版のウェブマスターは禅僧「Seigaku」君が担当しますが、肝心の本人がヨーロッパへ禅の修行に出かけてしまいました。もしかしたら修行の合間を見て記事をアップしてくれるかもしれませんので、便りを楽しみに待ちます。

2008年7月11日

彼岸寺の英語版が公開目前まで来ました(と言って、製作メンバーのお尻を叩いてみます)。私も頑張って記事を書いてみようと思うのですが、いざ書きはじめると、なかなか筆が進みません。特にこのサイトでは日本文化や仏教文化に関する記事が多いので、日頃当たり前に使っている単純な日本語を、英語ではどうやって言うのか分からなかったりして、苦労します。

たとえば「合掌する」とか、日本語では一言ですが、英語にちょうどこれに当てはまる動詞はありません。それなら「両手を合わせる」と言い換えれば済むのかと言えば、何か大事な心の部分が抜けているような気がするし、、、参考の英文などを見ると「join one's hands in prayer」というものもあれば、「Gassho」と、日本語をそのまま英語にしてしまったものもあります。きっと皆さん、翻訳に悩まれているんでしょうね。

もう少しで公開いたします。どうぞお楽しみに。

2008年7月 8日

サミットが開幕しました。今回の開催地は私のふるさとの北海道ということで嬉しくもあるのですが、もしもテロなどが起こったらどうしようと、少し心配でもあります。会場となったウィンザーホテルは前を見ても後ろをみても湖と海の景色が広がる絶景が売り物です。ドライブがてら見物に立ち寄ったことがありますが、怖いくらい素晴らしい景色でした。よい眺めをみて「みんなで環境を守ろう」と団結してくれればいいですが、かえって「地球はまだまだ大丈夫」と思って開発路線に流れてしまわないようにして欲しいものです。

「江戸のお寺 浮世草子」が更新です。いつの時代も人が集まるところに商売あり、ということでしょう。東京には「広小路」という地名がありますが、その由来も明らかになりました。

2008年7月 7日

雨ですね。朝起きると、ものすごく蒸し暑くて、汗びっしょりでした。今日の東京は大雨なので、浸水に注意したほうがよいというニュースを見ました。私は隅田川沿いの古いマンションに住んでいるのですが、少し心配です。

さて現在、彼岸寺の英語版を作る作業を進めています。日本語版を英語に翻訳するというかたちではなく、まったく別のコンテンツが動いていきます。近日中に公開できると思いますので、そちらもまたよろしくお願いします。

2008年7月 3日

彼岸寺に新しい連載が加わりました。「平成・お寺デートのススメ」と題し、お寺の一人娘のmocoさんと、ぜんぜんお寺とは関係ない彼氏が関東のお寺をデートして回り、あわよくば彼氏にお寺に興味を持ってもらってお寺に入る気を起こしてもらおうという、かなりマニアックな設定になっています。関東日帰り圏内にも意外にたくさん見所のあるお寺があるんですが、そのガイドとしても皆さんに活用していただけたら幸いです。

ジッポウ6さて、サミットを控えた今、中国ーチベットの非公式協議が2日間の日程を終えました。引き続き協議が開催されることは確認されたようですが、果たして今回の協議は実りのあるものだったのでしょうか。チベット問題がサミットで話題に上るかどうかというのも、これから注目されるところです。チベット問題について理解を深めたい方は、今発売中の『ジッポウ6』のチベット特集が歴史や宗教や政治などあらゆる側面から分かりやすく読めると思いますので、ぜひどうぞ。

2008年6月30日

昨日、NHKの「沸騰都市」という番組を見ました。これまでドバイ、ロンドン、ダッカを取り上げ、今回はイスタンブール。4つの都市のうち3つがイスラム圏の都市というのが、世界のトレンドの動きを表しているようです。唯一のヨーロッパの都市ロンドンも、好調なロシア経済の流れを呼び込むための戦略が取り上げられていたわけで、オイルマネーの大きなうねりを感じさせるものでした。

きっとこれから猛烈な勢いで世界の経済地図が塗り変わっていくのでしょう。イスラムの国々が勃興してくるなかで、ヨーロッパとの境目にいるトルコ・イスタンブールが揺れ動きながらもEU加盟を目指す姿は、その象徴のように思えました。これからの世界で日本という国の持つ強みは何なのだろうかと、考えせられてしまいました。

何はなくとも、まずは人材育成。教育はとても重要な課題です。そんなことを考えながら、「宗教リテラシー教育のすすめ」という記事を書きました。

2008年6月27日

21世紀のブディストマガジン『ジッポウ』6号が今日から書店で発売になりました。今回は「チベット特集」として、いろいろな方のインタビューや書下し記事が載っています。宮崎哲弥「誤った道を行こうとする友」、中沢新一「なぜ今、チベット仏教か」、ロバート・サーマン「米国社会とチベット問題」、平野聡「チベットで、何が起きていたか」をはじめ、鶴見俊輔「ダライ・ラマ、良寛、柳宗悦」や、ダライ・ラマの成田会見の内容を日英対照で全文掲載したりと、ほぼ全面的にチベットが取り上げられました。

ここのところ、チベットに関する報道がめっきり鳴りを潜めていますが、サミットを前にした今はまたどのような状況になっているのでしょう。中国にとっての「解放」が、チベットにとっての「侵略」となっていること、両者の論理のギャップの背後にいったい何があるのか。この問題について理解を深めるためのいろんなヒントが、この一冊に詰まっています。皆さんも、ぜひ書店でお手に取ってみてください。

2008年6月25日

苫米地英人さんという方の『洗脳』という本を買ってみました。まだ中身は詳しく読んでないのですが、とりあえず昨今のスピリチュアルブームに対して警鐘を鳴らしつつ、それに騙されない、そしてひいてはカルトに洗脳されないための方法を分かりやすく説いた本のようです。著者の経歴のすさまじさにも洗脳されそうですが。

皆さんは、スピリチュアル、つまり霊的なものを信じますか?信じる信じないは個人の勝手とも言えるのですが、おかしな方向に向かう人があまり増え過ぎて社会的に優勢になってしまうと、これは危険なことです。影響力のあるメディアが俗悪な番組を放映し続ける現状も困ったものですが、それに容易に影響を受けてしまう私というものの愚かさにも気をつけたいと思います。

見えないもの、分からないものに対して、私たちは「信じる」という仕方で接する方法を持っているわけですが、それをする私自身がどれほど無知で愚かで操られやすいものなのかということを肝に銘じる謙虚さは、生きる上での精神的な危機を避ける安全弁としてわりと有効に働くのではないか、その点で浄土真宗の教義は現代において意外に効果的な実益ももたらしてくれるかもしれない、などとふと感じました。

2008年6月22日

少子化が進んでいると言われますが、最近街を歩いていると子供連れの家族が目につくようになってきたような気がします。自治体の支援も篤く、かっこいいベビーカーや子供連れOKのおしゃれなお店が増えたり、子育てを取り巻く環境が整ってきているのでしょう。将来の子どもに備え、我が家も両親教室という講座に参加し、映像を見たり赤ん坊のお風呂の入れ方などを学んできました。子どもというのは想像以上に外からの情報を吸収しているとか。親になるにもいろいろ勉強しておかなければ。

さて、今日は「お寺の未来」で、私たち彼岸寺の仕事とその限界について、書いてみました。今、彼岸寺では英語版のサイトを立ち上げ準備中で、話し合いの中で改めて考えさせられることなどを手がかりに、考えを整理しようとしたものです。ときどき整理しないと気が済まない性格なもので、、、でもいつも完璧にはできず、です。

2008年6月19日

私は今、ジッポウという仏教雑誌の製作に携わっているのですが、来週このジッポウの第6号が発売されることになっています。ずいぶん前から企画していたのですが、今度はチベット特集ということで、時事的にもタイムリーなものになりました。書店にも並びますので、皆さんもぜひお手に取ってみてください。

四川省の地震が発生してからは、チベット関連のニュースが報道されることがめっきり減ってきました。今週末21日には聖火がチベットを通過するということなので、おそらくまた一時的に取り上げられるのでしょうけれど、きっとそれもまたすぐ別のニュースに取って変わられるのでしょう。

チベットの危機的状況は、継続的に意識を向けていかなければいけない問題として、彼岸寺ではちょっとした動きでも取り上げていきたいと思います。

2008年6月15日

夏らしくなってきましたね。日本は四季の表情が豊かな国だと言われますが、その四季に合わせた季節季節の料理のバラエティも、豊かなのかもしれません。「禅僧の台所」が更新されましたが、今回はとっても涼しそう〜な冬瓜のさっぱり煮、です。おいしそうですね〜

夏といえば、暑い夏を涼しく乗り切る料理として、冷やし中華をはじめとした冷たい料理が出て来る一方で、暑い夏こそ熱いものを食べて元気に乗り切ろうと、逆に激辛鍋とかも盛り上がりますよね。今日はこれから、香辛料で元気を出しに、カレーを食べに出かけます。

そういえば、インドで生まれた仏教は日本に入ってきてずいぶん落ち着いた雰囲気の文化を形成していますが、やはりその国の風土や食べ物が文化に大きく影響しているんでしょうね。

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