2008年8月16日

 お坊さんがあまりお金の話をするのは好ましくないかとは思いますが、僕個人はお坊さんになる前には会社経営などに携わる分野にいた関係で、株式市場をはじめ、債券市場などにできるだけ目を向けています。

 数年前からBRICsと呼ばれる新興国市場に注目が集まっていますが、僕は個人的に最近はその中でもロシアとブラジルに注目をしています。ブラジルは今後10年で3倍にもなるといわれているバイオ燃料の原料であるサトウキビやトウモロコシを作っておりますし、ロシアは原油産出に伴い、債務国から債権国への転換を宣言しました。どちらも今後大きな経済成長を遂げるでしょう。

 ただ、「じゃぁ、儲かるならば早い段階で買っておこう」と考えると、後でぞっとしてしまう気がします。今回のグルジアの問題もそうですが、ロシアに流れた資金が戦争のための資金になると思うとなかなか心が動きませんし、バイオ燃料の増加と食糧価格の高騰もたびたび取りざたされています。

 考えると、われわれが日々生活に使っているお金もその後どこに流れていくかはわからないもので、そのお金が平和な世の中のために使われることを願うくらいしかできないということが、現代社会に生きる我々のジレンマのように感じてなりません。

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彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。