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2008年8月 アーカイブ

2008年8月31日

松本です。仕事で一日だけ北海道に来ました。私の故郷は北海道なのですが、父の会社が新しい工場を建てるということで、その起工式の導師を任命されたので、お参りさせてもらいました。

ふつう、お坊さんの家系はだいたいお坊さんが継ぐのですが、私は父が精密機械の工場をやっているにもかかわらず、自分がなりたいからということで東京で勝手にお坊さんになってしまいましたので、仕事で父と関わることはまったくありません。しかし今回、父の会社が新工場を建てるということで、仕事で関われたことが嬉しいです。

考えてみれば、お坊さんをやっていておめでたい機会に呼ばれることってあまり多くないですね。でも、結婚式や起工式など、おめでたいことも仏式でもするんです。もっといろんなおめでたい行事を仏式でやれたらなと思います。

2008年8月30日

ここのところ東京は雨ばかりです。しかも、けっこう土砂降り。夕立みたいな雷が夜中まで続いたり、おかしな天気です。これも地球温暖化とか、地球環境の変化が原因なのでしょうか。

さて、雨でじめじめと蒸し暑い日が続くので、幽霊画の展示を見て来ました。東京谷中の全生庵というお寺で、日本画の中でも幽霊画ばかり集めたコレクションを、毎年夏に期間限定で一般公開しているのです。

こじんまりとした展示ですが、円山応挙の作と言われるものをはじめ、複数の画家の作品が展示されていますので、けっこう楽しめました。足があるもの、足のないもの。表情が穏やかなもの、無表情なもの、怒ったもの。いろいろあります。そういえば男性のものはほんの少しで、ほとんどの幽霊が女性でした。何かへの思いの強さが幽霊のエネルギーだとすれば、一般に男性よりも感情が強いと言われる女性を描いたほうが、幽霊画として迫力のあるものができるということでしょうか。

展示は8月いっぱいということなので、明日の日曜日が最終日です。

2008年8月29日

クスールというウェブ教室が不定期で光明寺の一室を使い、寺子屋クスールというイベントを開催しています。今日、第6回目が開催されました。

寺子屋といってもお寺の中でITの講義だなんていうと、ちょっと違和感を感じられるかもしれませんが、これが意外と合っているんです。私もちょこちょこ講義をのぞいてみるのですが、毎回違った分野のゲストの先生が来られて、いつも新鮮なんですよね。

「技術+アイディアを紹介する」ということなので、もちろんちょっと専門的な技術の話とかもあって初心者には話が難しいところもあるのですが、まるでITなんて関係なさそうなアナログな事例を紹介されることもけっこうあります。今日なんか、体験事例として実際にお化け屋敷を作って、皆さん本気で恐がってました。

クリエイティブなことっていうのは、技術が大事なのではなくて、それ以前の発想や着眼点によってその質のほとんどが決まってしまうということを、痛感させられます。もちろん、技術を深めることによってできることが広がることは間違いありませんが、それがフォローできるのは洗練や工夫の部分であって、本質的な面白さというのはもっとシンプルなところから出てくるものだと思います。

今日の先生のお話に「コミュニケーションギャップのあるところに私たちの仕事がある」という言葉がありましたが、同じようにお寺にも非常に大きなコミュニケーションギャップが存在しています。今日は、それをいかに解消していくかという本質的な問題に向き合う姿勢を学ばせてもらったような気がします。

2008年8月28日

こんにちは!松本です。みなさん、「こんにちは」を日本語以外で何カ国語で言えますか?ハロー、ナマステ、ニイハオ、アンニョンハセヨ、グーテンターク、、、ちょっと考えてみましたが、私はそんなに数は言えません。

なぜそんなことを考えているかというと、仕事でタイ語の「こんにちは」を画像表示しなければならなくなったからです。タイ語の「こんにちは」を画像にしたいのですが、そもそも文字の形そのものが読み分けられないんです。調べるとなんとか文字は出てくるのですが、「สวัสดี ครับ(サワディークラップ)」を見よう見まねで画像にするのが難しい。
たぶん、よくタイから日本向けに輸出されてくるラーメンに「ラーナソ」とか間違って書かれていたりしますが、あれと同じことをやってしまいそうなわけです。

最後の手段は、印刷した紙をタイ料理やさんに持って行ってチェックをしてもらうしかなさそうです。タイ語の分かる方がいらっしゃったら、ご一報ください。

2008年8月27日

先週の土曜日、築地本願寺で「他力本願でいこう!」というライブイベントが開催されました。当日は私もスタッフとしてお手伝いをさせていただきましたが、今年もたくさんの人が来て大盛況でした。サワサキヨシヒロ!さんのDJに始まり、いとうせいこう&ポメラニアンズがなんまいDUBを称え、中原昌也氏がノイズを響かせ、DE DE MOUSEがキラキラして、KAN先生がピアノを弾き語り、二階堂和美さんが僧侶の歌声を響かせ、厳かな法要で締めるという、なんともお寺らしいイベントでした。クラシック音楽とかよりも、お寺らしかったです。少なくとも、都心で挑戦するお寺としての、築地本願寺らしい内容だったのではないでしょうか。

さて、来月は光明寺でも恒例の「誰そ彼(たそがれ)」をやります。こちらもお寺らしい、光明寺らしいイベントになるのではないかと思います。出演者や概要については誰そ彼のサイトをご覧ください。たぶん早めに予約しないとすぐに席がなくなっちゃいますので、興味のある方はお急ぎを。

2008年8月26日

 今日の日経新聞夕刊に、こちら彼岸寺の活動が取り上げられたとのこと。私は新聞をとっていないのでまだ見ておりませんが、日経読者の方はぜひご覧ください。

 さて、ここのところめっきり秋めいてきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は暑い夏の陽気な感じも好きですが、なんだか自然と心落ち着く秋の雰囲気も好きです。特に最近は、ちょっとゆっくりいろいろ考えたいなと思うので、涼しくなってきて嬉しいですね。

 気候というのは、その地域に暮らす人々の生活様式だけでなく、思考にも大きく影響するような気がします。以前インドへ行った時、現地に暮らす人が「夏の熱波が来たときは何もしたくないし何も考えたくない」と言っていましたが、確かにあまりに暑いと何も手につかなくなります。インドで悟りを開いたお釈迦さまは、実際のところどんな気候環境で過ごされていたのでしょうね。いつかその歩みをなぞってみたいものです。

2008年8月25日

我が家では最近、二日に一度くらい、朝食にコーンフレークを食べています。お皿にシリアルを入れて牛乳を注げば朝食の出来上がり。簡単ヘルシーで手早く食べられるので、軽く食べたい朝にはちょうどいいですね。

ところで、主に買うのはケロッグのコーンフレークですが、あのパッケージってどうしてあんなに派手なんでしょうかね。原色系のパッケージから虎とかのキャラクターが飛び出してくる感じのやつが多いですが、中身そのものは地味な色でヘルシーなんだから、今どきはもっとナチュラルな感じで売っても良さそうな気もします。

箱が派手で嫌だということで、妻がシリアルの中身をすべて3リットルくらいの大きなガラス瓶に移し替えようとしたところ、ぎりぎり少しだけシリアルが溢れて入りきらなかったので、私が代わりに手際良く納めてあげました。「どうしてそんなに上手なの?」「いつも火葬場で見る作業だから」お骨が多くて骨壺に納まりきらないとき、骨壺をゆすったりまわしたりしながら最後は上手にお骨を納める火葬場の職員さんの作業を見ているうちに、やり方が自然と身に付いたようです。(松本)

2008年8月19日

 お盆も終わり、暦の上では秋となりました。とはいえ秋の気配を感じたのも1日だけ。昨日からセカンドサマーが到来したようで、まだまだ暑い日々が続きそうですね。お寺ではお盆が1年でももっとも忙しい時期。7月末からお盆明けまで続く汗だくの毎日が終わり、やっとほっと一息ついているところです。

 さて、フジロックやサマソニといった夏フェスはほとんど終わってしまいましたが、仏教系夏フェスはこれからが本番。今週末には、池上本門寺の「Slow Music Slow Live」や築地本願寺ではおなじみ「他力本願でいこう!」が開催されます。9月には富山県にある善巧寺さんで、「お寺座LIVE」が開催されるなど注目イベントが目白押しです。

 「仏教系夏フェス特集2008」としてこの3つをご紹介しましたので、1度ご覧下さい。個人的には二階堂和美、レイハラカミ、小島真由美とツウ好みのアーティストが毎回出演する
「お寺座LIVE」が気になっています。

2008年8月18日

 東京ビッグサイトで開かれていたコミックマーケット(通称:コミケ)が、過去最高にならぶ55万人が訪れ盛況のうちに終了したようです。爆破予告がされたり、似たようなイベントでエスカレーター事故があったりと、すいぶん騒がしかったようですが無事終了してなによりです。

 わたし自身はこういったイベントには参加したことがないのですが、ここ数年現代思想界からも参加される方が多いようで気になっています。学生時代からずっと好きな批評家の東浩紀さんをはじめとして、文化系トークラジオLifeなどに出演され「新進気鋭の社会学者」として注目の荻上チキさんの「ソシオクリティーク」(ニコニコ動画の権威?濱野智史さんとの対談が注目です)や、東浩紀さんへの痛烈な批判で鮮烈なデビューを飾り、初の単行本『ゼロ年代の想像力』が話題の宇野常寛さんの惑星開発委員会などなど。

 現代の問題に向かうことの少ないと言われる仏教ですが、これら思想の最前線から生まれてくる言葉にどう答えることができるのか。なんとか仏教と接続できないものか、考えています。いつか彼岸寺でも、紙メディアをつくりたいものです。

2008年8月17日

 平成・お寺デートのススメが更新されました。今回は、鎌倉五山第四位の浄智寺ですが、いかがでしょうか?

 携帯をけたたましく鳴らしたおじさんに思わず笑ってしまいましたが、最近は携帯のマナーも浸透してきたのか、変な場所で音が鳴ってしまって気まずい雰囲気を醸し出してしまうことも少なくなりましたね。ちょっと前は電車やバスの中でもよく音が鳴っていましたが、最近はそれも少なくなってきたような気がします。だからこそ静かなところでなる携帯は余計にびっくりするようになったのかもしれませんね。

2008年8月16日

 お坊さんがあまりお金の話をするのは好ましくないかとは思いますが、僕個人はお坊さんになる前には会社経営などに携わる分野にいた関係で、株式市場をはじめ、債券市場などにできるだけ目を向けています。

 数年前からBRICsと呼ばれる新興国市場に注目が集まっていますが、僕は個人的に最近はその中でもロシアとブラジルに注目をしています。ブラジルは今後10年で3倍にもなるといわれているバイオ燃料の原料であるサトウキビやトウモロコシを作っておりますし、ロシアは原油産出に伴い、債務国から債権国への転換を宣言しました。どちらも今後大きな経済成長を遂げるでしょう。

 ただ、「じゃぁ、儲かるならば早い段階で買っておこう」と考えると、後でぞっとしてしまう気がします。今回のグルジアの問題もそうですが、ロシアに流れた資金が戦争のための資金になると思うとなかなか心が動きませんし、バイオ燃料の増加と食糧価格の高騰もたびたび取りざたされています。

 考えると、われわれが日々生活に使っているお金もその後どこに流れていくかはわからないもので、そのお金が平和な世の中のために使われることを願うくらいしかできないということが、現代社会に生きる我々のジレンマのように感じてなりません。

2008年8月15日

 毎月1日と15日に更新される禅僧の台所。今回はニガウリとトマトの炒め物です。僕自身毎回このコーナーの更新を楽しみにしていて、その週のうちには料理を作ってみたりしています。

 さて、今回のテーマはニガウリ。ゴーヤですが、ゴーヤと言えば思い出すのが、FMラジオのJ-waveが行っているグロウ・グリーン・プロジェクトです。ゴーヤを育てて緑のカーテンを作ろうというこの試みは、緑化と食育を兼ね備えた面白い試みですね。それにしてもゴーヤが熟れすぎるとこんな色になるんですね。これは知りませんでした。

2008年8月14日

 来春、阿修羅展が東京国立博物館で開催されます。今から来春の展示が楽しみでなりません。

 奈良県・興福寺の阿修羅像はもっとも有名な仏像の一つとしてご存じの方も多いと思います。僕が仏教に興味をもつ前に好きだった仏像の一つがこの阿修羅像でした。三面六臂の独特な風貌。何かとてつもない決意を思わせる表情。どうしても気になってしまったことを覚えています。ぜひ来春は上野の国立博物館で阿修羅像と対面したいです。

 ちなみにもうひとつ、とても興味をひかれた仏像は広隆寺の国宝・弥勒菩薩半跏思惟像です。

2008年8月13日

 今日から全国的にお盆が始まりました。東京のお盆は7月なのですでにお盆も過ぎた感じがあるのですが、8月も多くのお参りがあり、第2のお盆という感じです。

 お盆の時期というのは結構場所によってばらつきがあるあり、東京は7月の13日からですが、局所的に西東京のほうでは7月の30日31日あたりであったり、千葉のほうでは11日当たりからお盆が始まったりするそうです。その地域地域でお盆を迎えやすい日にちに設定されているんですね。

 お盆の風物詩と言えば灯篭流しを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。ちょうど昨晩浅草の隅田川でとうろう流しが行われ、僕も初めて見に行きました。暗い隅田川の川面に遊覧船から一つひとつ灯篭を浮かべていく景色は本当に幻想的で、ここが普段住んでいる浅草だということを忘れさせてくれるようでした。

2008年8月12日

 北島康介さんが世界新記録で金メダルを取りました。その瞬間日本中が大いに沸きましたね。柔道の選手たちやバドミントンなど、世界の一流のアスリートたちの競技には目を奪われます。

 普段あまりスポーツ観戦をしないせいか、ひいきの選手を作らないように心掛けているのですが、どうしてもひいきをしてしまう選手が二人います。一人はこの北島さん。母校の後輩ということで個人的に思い入れがあります。

 もう一人は浜口京子さん。こちらは地元・浅草の選手ということで、ひいきをしてしまいます。こちらは何も僕だけに限ったことではないらしく、今浅草を歩くとあちこちに見られる「浜口選手、がんばれ」の文字。どれだけ観光地として名前が出ても、こういうところが下町の連帯感なんだと感じます。

2008年8月11日

 先日笑いヨガに行ってまいりました。笑いヨガとは字の如く笑うことで心身を健康にしていくというインド発症のヨガの手法の一つで、さまざまなワークショップを通してただ笑う、というものです。

 たとえば自己紹介でも
 「はじめまして、KAKUと申します・・・・あぁ~~~~っはっは!」

 というかんじです。文字にすると何とも間抜けな感じがしますが、その場に行くと大きな笑いに包み込まれてなんとも言えない心地よさを感じられます。

 「いやなニュースを耳にしたり、ストレスの多い現代。いやなことばかりが頭に残ってしまうとネガティブな気持ちのスパイラルに陥ってしまう。愛想笑いからでも笑うことを始めて、次第に心から笑おうじゃないか」という考えのもとで行われております。
 おかげさまでその後数日、笑いの沸点が下がったままよく笑い、楽しい日々を送っています。昔から笑う門には福来たるといわれますが、こうやって笑うのはまんざら悪いことではないですね。オリンピックシーズンも始まり、テロなどの悲しいニュースも聞こえますが、日本人選手の活躍に大いに沸き、大いに笑っていきたいです。

2008年8月 9日

ポニョ、観てきました。最近の宮崎アニメみたいに大人もわくわくするような物語ではなくて、トトロ的な映画でした。観た感想としては、大人が素直に楽しめるかどうかは微妙ですが、子どもの頃見た夢の中にいるような感覚になる映画でした。

トトロもそうですが、ストーリー全体が面白いとか面白いとか言われるよりも、「私はあのシーンが好き」というふうに、自分の思い出と重ねあわせて楽しまれてきたように思います。ポニョも、いくつかの印象的なシーンが頭に残っています。この映画がこれから観る人たちの心にどのようなかたちで残っていくのか、評価には時間がかかりそうですね。

新聞記事などによれば、宮崎監督自身も試写で作品を見た子供たちの反応がなくて、『子供たちのために作ろうとしたのに空振りだったのか』と落ち込んだそうですが、実際、これを観た子どもの反応はどうなのか、気になります。そんなことも含めて、子どもと一緒に観に行くのが楽しい映画ということは間違いないです。

2008年8月 8日

いよいよ今日、北京オリンピックの開会式です。開会式には各国首脳が招待されており、日本からは福田首相も行くようですね。チベット問題への抗議の意から一時は開会式の出席を見送ると表明していたフランスのサルコジ大統領も、結局は出席することに落ち着いたようです。逆に、出席を希望していたチベットのダライラマ法王は、中国側に拒否をされてしまったようです。

ところで、開会式に合わせて、各国でチベットへの思いを込めたキャンドルライティングが開催されるようですね。チベット・サポート・ネットワーク・ジャパン(TSNJ)のサイトに詳しく載っていますが、日本でも各地でいろいろな団体が、キャンドルライティングを行うそうですので、お近くの方はぜひ。

大気汚染やテロなど、開催に当たっての不安が大きい大会ですが、一生懸命に練習してきた選手の方々が実力を出し切れないような状況になってしまったら、とても残念です。とにかくぜひ最後まで無事に終えられることを願います。

2008年8月 7日

グーグルが日本でもマップ上でストリートビュー機能の提供を始めたのが、ニュースとなっていますね。試しに使ってみたのですが、これはちょっと感動しますね。だって、ウェブ上で実際の世界を散歩するような感じですよ。私は物件を探すのが好きですが、この機能があれば現場に行かずとも周辺の環境や建物の外観などを把握することができますので、物件探しにも大変便利でしょう。お盆参りとかで檀家さんの自宅をまわるときに、分かりにくい家を事前に確認しておくことなどもできそうです。

ただし、現状ではまだ東京や大阪をはじめとした大都市の道路に限られていますし、画像もリアルタイムではありませんから、もちろん限界はあります。しかし、グーグルが「世界中の情報を整理し尽くす」という企業理念のもとで着々と仕事を進めていることに、恐ろしさすら感じます。この仕事が完成されたら、人間の頭の中身はどう変わってしまうんでしょうね。

2008年8月 6日

昨日から、築地本願寺で毎年恒例の盆踊りが始まりました。いつもは境内の駐車場となっているところに大きなやぐらが組まれて、それを大きな円でぐるっと取り囲むように、たくさんの露店が並んでいます。ふつうのお祭りの露店と違って、築地市場のお店などが出店しているので、築地ならではの本格的な味が楽しめます。私はいつもここで、モツ煮込みとビールを飲みながら夏のお祭り気分を味わうのが楽しみです。

毎年皆さん、きちっと浴衣を着こなして、上手に踊るんですよね。盆踊りとしてはかなり規模が大きいので、踊りにも迫力があります。築地本願寺の職員のお坊さんたちも、子どもたちのために動物の着ぐるみに入って踊っていますよ。私も以前、一度パンダをやりましたが、汗だくになりました。本日6日はスペシャルゲストとして、ツートン青木が登場。明日7日は仮装盆踊りのスペシャルイベントが開かれる模様。

築地本願寺の夏の風物詩、初めての方もぜひ雰囲気を味わいに行ってみてください。踊らなくても美味しく楽しめますよ。

2008年8月 5日

いやー、暑いですね。東京は夜も気温が下がらず、蒸し暑い日が続いています。汗をかくのでなるべく水分補給を欠かさないようにしていますが、朝目が覚めると、ふとんがおもらししたみたいに濡れています。干しても干してもきりがないですね。

ガソリンから食料品、日用品まであらゆる物の値段が高騰しています。近く、電気料金もあがるということを聞きました。支出が増えればそれを抑えることも当然考えねばなりませんので、何かしら生活の上で節約の工夫をしているという人も多いのではないでしょうか。私はお参りに行くため車に乗らなければならないときなど、なるべくクーラーをつけないようにしていますが、直射日光で法衣が汗だくになって、洗濯機をまわす回数が増えてしまいます。法衣の痛みも早くなります。何が良いのか分かりませんね。

物価の高騰で将来に不安を覚えた日本人が、収入を貯金にまわす割合が以前より高まっているという話も聞きます。しかし、貯蓄されたお金がそれこそ原油や小麦の先物取り引きなどで運用されるようになったら、ますます原油高・原料高が進む、悪循環でしょう。非常に複雑な現代の経済の仕組み、難しくてよくわかりませんが、何かいつもだまされているような感じがして、このところ違和感が膨らむばかりです。

2008年8月 4日

 今週の輪番、松本に戻ってきました。またどうぞよろしくお願いいたします。さて先日、テレビでニュース番組を見ながらふと思ったことがあったのですが、よく「暗いニュースが続いて気が滅入りますね」なんて言われることがありますが、あれは少しおかしいのではないかと。

 視聴者にとってニュースの面白さというのは、何も「楽しい」とか「嬉しい」とかいうポジティブな感情を呼び起こすものだけにあるのではなくて、むしろ「戦争」や「事故」などといった「怒り」や「悲しみ」などネガティブな感情を呼び起こすものにあるのが分かっているから、テレビ局は毎日、怒りや悲しみのニュースネタを探して走り回っているわけで、「暗いニュースが続く」のは当たり前なんですよね。子どもの頃は、ニュースは暗いものばかりなので嫌いでしたが、今では暗いニュースも興味深くみられるようになりました。大人になって、ニュースを消費できるようになったということでしょうか。私もずいぶん厚かましくなったものです。

 週刊誌の見出しを眺める時の自分の心の動きをよく見てみると、見出しにつられて「あいつが人生転落するなんて、いい気味だ」とか「惨劇の一部始終をカメラが捉えた!気になる〜」とか「タレントの不倫疑惑?実際のところ、どうなんだろう」とか、非常によくない方向に心が動きそうになるのが分かります。ある意味、ニュースを見て受け流すという作業は、自分の心が知らず知らずのうちに流されないようにコントロールするための、よい修行になるかもしれませんね。

2008年8月 1日

tourou.jpg お寺にいると縁のなくなるものの1つに、「曜日感覚」があります。土日や祝日でも休みというわけではないので、あまり何曜日なのか考えることがなくなってしまうんですね。

逆に強く意識するのが、季節です。夏のお盆に春秋のお彼岸、また○周忌のご法事や毎年やっている行事など、1年の移り変わりを意識する意識するきっかけが多くあります。これって、昔の人の時間感覚に近いのかも、と思います。

 さて、もうすぐやってくるお盆に合わせ、8月10日(日)に「身近なもので作る回り灯籠ワークショップ」を開催いたします。お盆では、ご先祖さまが迷わず子孫のところへ帰ってこれるように、「盆灯籠」を灯すのが習い。今回は、みなさんと自分だけのデザインを描き、くるくると回る灯籠を作ります。

 詳細はこちらに掲載されています。みなさまのご参加をお待ちしております。

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちが輪番としてみなさんにご紹介します。
松本 紹圭(まつもと しょうけい)
神谷町光明寺、衆徒。浄土真宗本願寺派布教使。1979年、北海道生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。光明寺仏教青年会代表として、お寺の音楽会「誰そ彼」や、お寺カフェ「神谷町オープンテラス」を企画し、2008年には財団法人全国青少年教化協議会より第32回正力松太郎賞青年奨励賞受賞。 現在、超宗派仏教徒によるインターネット寺院「彼岸寺」の運営に携わる。著書に『おぼうさん、はじめました。』(ダイヤモンド社/2005年12月刊行)。インド留学に付き、お休み中。Twitter
松下弓月(まつした ゆづき)
福生山宝善院 副住職。1980年生まれ。国際基督教大学(ICU)教養学部人文科学科卒業(学士)、青山学院大学大学院英米文学専攻卒業(修士)。東寺伝法学院にて加行・濯頂。TwitterFacebook
青江 覚峰(あおえ かくほう)
浄土真宗東本願寺派緑泉寺 副住職。1977年東京生まれ。カリフォルニア州立大学よりMBA取得。超宗派の僧侶達が集うウェブサイト「彼岸寺」を運営。料理僧として料理、食育に取り組む。お寺発のブラインドレストラン「暗闇ごはん」を主催。Twitter
樋口星覚(ひぐち せいがく)
雲水。1981年生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、大本山永平寺にて修行を積む。シンガポールに生まれ、イギリス、ポーランド、鳥取県で少年時代を過ごす。ウェブカフェ、雲水喫茶(http://www.unsui.net)のマスター。Twitter