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2008年4月 アーカイブ

2008年4月28日

さて、こちら彼岸寺のニュースでも取り上げていただきましたが、「神谷町オープンテラス」を運営している光明寺仏教青年会が、このたび読売新聞社主催の正力松太郎賞を受賞しました。「仏教精神に基づいた青少年の情操教育活動で顕著な業績を上げた個人や団体を表彰する賞」ということで、受賞できたことを一同とても嬉しく思っています。

ところで、彼岸寺の「仏教2.0的ニュースコラム」の話に戻りますが、特に最近チベット関連の問題が山のようにあるために更新頻度が増しているとはいえ、かなりのペースで新鮮な仏教のニュースが更新されています。真言僧のyuzuki氏が担当しているのですが、これは頭が下がりますね。これだけ良いペースで更新されている気の利いた仏教系ニュースコラムもなかなかないのではないでしょうか。どうぞ、皆さんもさらに注目してみてください。

2008年4月24日

 今年の年末、公益法人制度が変わる法律が施行されることになっています。今ある社団法人や財団法人がそれぞれ2種類に分かれて、一般社団法人と公益社団法人、一般財団法人と公益財団法人という区別ができるのだそうです。事業内容の公益性が、税制の優遇を受けられるか受けられないかの分かれ目となるようです。

 今のところ宗教法人法については今回の改革対象になっていませんが、この流れからするといずれは宗教法人法にも手がつけられるような気がします。現状の法律では宗教法人は公益法人として税制優遇を受けているわけですが、これからは、単にお寺であるというだけでは公益法人として認められない日もそう遠くはないのかもしれません。

 仮に社団法人や財団法人と同じように一般宗教法人と公益宗教法人に分けられるとすれば、利益重視の宗教法人と社会的公益性を追求する宗教法人とに二極化していくということが起こるのでしょうか。いずれにせよ、宗教そのものは極めて私的なものだと思いますが、宗教を信じる人がその教えを胸に抱いて生きて行く姿勢から生まれる社会的なアクションが、これから注目されるようになりそうです。

2008年4月22日

いよいよ今週末に迫った長野での北京五輪聖火リレーですが、それに照準を合わせるようにチベットサポーター側と中国サポーター側の団体がそれぞれ長野入りに向けて準備を進めているようです。リレーの意義などそっちのけで政治的な盛り上がりを見せている聖火リレー、当初の出発予定地であった長野善光寺は出発地を辞退してしまいました。「日本は仏教国なのに、同じ仏教徒が苦しんでいるとき、仏教界は何をやっているんだ」という声の高まりも、背景にあったのだと思います。

おそらく私は仏教界側に足を突っ込んでいるからだと思いますが、実際チベット問題を憂慮しているお坊さんはかなり多く、有志が集まって問題理解のための勉強会や平和記念のイベントがあちこちで開かれているのは実感されます。とは言ってもその動きの規模は未だ僧侶の個人レベルにとどまっているので、社会的メッセージとしては見えてきにくいのですが。

気になるのは「日本は仏教国なのに、同じ仏教徒が苦しんでいるとき、仏教界は何をやっているんだ」というときに見落とされがちな、新興系の仏教教団の動向です。特に、いまや「新興系」の域を卒業して政治的にも経済的にも伝統仏教とは比べ物にならないほどの巨大な社会的影響力を持つ教団がいくつか存在するはずですが、この問題については少なくとも私にはまったく動きが見えて来ず、心配になってしまいます。

「仏教」を標榜する限りは、大きな影響力を持つ教団であればなおさらのこと、同じ仏教徒の苦しみについて目を向ける必要があるはずです。日本の「仏教徒」はお坊さんだけではありません。日頃から「仏教徒」を自認するすべての人が、この問題に意識を持ってほしいと思います。

2008年4月17日

うちではほぼ毎日、家で溜まったゴミを出すようにしているのですが、最近は「燃える」「燃えない」だけでなく、「缶」「ビン」「ペットボトル」「発泡スチロール製品」など細かく仕分けしてリサイクルされるようになってきたので、これらの仕分けにけっこう時間がかかります。ペットボトルのラベルをはがすのが、なかなか面倒ですが、それでも頑張って仕分けしています。

ゴミのリサイクル方針というのは自治体によってもかなり違いがあるようで、布教使の研修のため私が京都の本願寺に3ヶ月ほど寝泊まりしていた4年前は、京都はかなりおおざっぱな分別でゴミが回収されていたような記憶があるのですが、今はどうなっているのでしょう。日本も「環境立国」を目指すのであれば、もっと一般の生活レベルまで踏み込んだ施策を講じなければいけないのでしょうね。ふつうに暮らしているだけで毎日のようにゴミが出る、というこの状況、抜本的な対策が必要と思われます。

石油製品がなくてもふつうに暮らしていた昔の社会のあり方から、学ぶことは多そうです。

2008年4月14日

新年度に入り、新入学生、新社会人、という雰囲気の方を街で見かけるようになってきました。また、年々新卒採用の時期も早まっているそうなので、会社面接に向かう人たちが地図を片手に歩く姿もたくさん目につきます。なんとなく、若い新しい力が街に溢れているようで、特に晴れた日などは外が明るい感じがしますね。

でも、きっと若い人だけでなく、定年を迎えた年配の方なども新しい日々が始まっているのでしょうね。インドでは社会人としての勤めを終えた方が今度は人生を見つめ直す精神修養の時期を過ごされたりするそうですが、日本でももっとお寺がそういう方を受け入れる体制を作って、新しい人生を始めるお手伝いができればいいなと思います。

2008年4月10日

連日のニュースで聖火リレーが大変なことになっている様子が伝えられています。日頃はマスコミで積極的に報じられないチベット問題ですが、聖火リレーとそれに対する妨害活動はワイドショー的に取り上げやすいのでしょう、まるで障害物競走を見せるかのように(エクストリーム・聖火リレーなる紹介もされてます)「次のリレーコースでは何が起こるのだろう」という演出で連日テレビでも報じられています。今、ダライラマ猊下が日本に寄られているそうですが、それはあまり報じられていないようですね。


サンフランシスコに聖火リレーは場所を移したようですが、そこでは熱心なチベット仏教徒のリチャード・ギア氏の演説も行われ、暴力ではない対話での解決を訴えています。

一連の騒動について報道は加熱する一方ですが、そこで思うのは、私たちは冷静にならなければいけないということです。テレビ番組によっては中国人を悪役に配してわざと論争させるような演出も見られますが、中国において人権を蹂躙されているのはチベット人だけではなく、実は中国人自身も政府による情報統制の中に身を置かれ自由な立場で発言することを許されていないという状況も考慮されなければ、問題の本質は見えてこないと思います。

2008年4月 8日

4月8日の今日はお釈迦さまの誕生日で、全国各地のお寺で「花祭り」が開かれていることと思います。私も子どもの頃、通っていた幼稚園で、お釈迦さまの誕生像に甘茶をかけてみんなでお祝いしたことを思い出します。
ところで昨日、yuzuki僧侶が記事で報告してくれましたが、おかげさまで私はリエコさんという女性と先日都内のレストランで結婚式を挙げさせていただきました。お釈迦さまの誕生日にちなんで、今日を入籍の日といたしました。私たち二人ともお寺出身ではないですが、これから力を合わせて仏教のために頑張っていこうと思います。皆さまには今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

さて、今日は「江戸のお寺 浮世草子」の更新日です。「護摩檀家」というユニークな檀家形態について触れられていますが、私の宗派は浄土真宗なので初めて知りました。

2008年4月 7日
wedding-matsu.jpg 4月5日、彼岸寺住職の松本圭介が結婚されました。昨年結婚報告をしていただいたyuzukiから、この場を借りてご報告させていただきます。

 花祭りも目前に迫った暖かな春の日、とあるフレンチレストランにてお二人の結婚式が催されました。ご本尊の「南無阿弥陀仏」の掛け軸が奉られたのは、普段は社交パーティーが開かれていそうな雰囲気のラウンジ。誰そ彼や神谷町オープンテラスなどでいつもお世話になっている光明寺のご住職に司祭者をお勤めいただき、出席者全員による読経で開式となりました。

 お二人による誓いの言葉が読み上げと念珠交換ののち、ご住職から法話をいただきました。新たな旅立ちとなったお二人に、「理想を追求する志」と「相手を思いやる心」という二つの言葉が贈られました。

 披露宴会場に移ると、さっそく今日のメニューを確かめるKAKU夫妻。さすが料理好きのお二人とあって、抜かりはありません。各界の著名人が訪れることで有名なお店だけあって、新郎も学生時代に皿洗いのバイトをして以来長らくの念願だったとか。

 素晴らしいお料理をいただき、いよいよ披露宴のメインイベントであるケーキカット。なんとさすが「趣味は仏教」と紹介されたマツケイ住職、ウェディングケーキに飾られたのは、かわいいお生まれになったばかりのお釈迦様でした。とっても幸せそうに入刀されたお二人に、会場も暖かな気持ちでいっぱいになったようです。

 どうかお二人が末永く幸せでありますように!

2008年4月 3日

4月に入り、ガソリンにかかる暫定税率が廃止され、地域によってばらつきはあれど全国的にガソリンが安くなってきたようですね。何十年も「暫定」のままで維持されてきた税率が「暫定的に」廃止されてしまったということで、政府はなるべく早い段階に元通りの「暫定」税率に戻そうと画策しているようです。

この税率について「日本のガソリンはまだまだ安い、EU諸国では環境対策のためにガソリン価格は高く設定されている」ということでガソリン価格が下がることを環境面から良しとしないという考え方も一見成り立ちそうですが、やはりそれは違いますよね。ガソリンの値段を高くすることでガソリン消費が抑制されるとしても、そこから得た税金で無闇に自然を切り開き無駄な道路や建造物を作るのであれば、それはもっと環境に良くないはずです。暫定税率を廃止した上で、道路を作る目的ではない環境税などを新たに設定するのであれば、話は分かるのですが、、、

さて、今週で「そもさん、せっぱ」はひとまずこれまでのシリーズ最後の更新となります。またしばらくして今度は新シリーズがはじまりますので、どうぞお楽しみに!

2008年4月 1日

桜も満開となり、もう完全に春ですね。今日は4月1日、エイプリルフールということであちこちで嘘が飛び交っているのだと思いますが、私はだまされやすいのであまり好きな日ではありません。

4月といえば、4月8日は花祭りです。お釈迦様の誕生日ですね。イエス・キリストの誕生日はみんな知っているのに、お釈迦様の誕生日はあまり知られていないので、皆さんぜひ覚えておいてください。この日を知った人は、知らない人にサプライズで何かをプレゼントしてお祝いしたりして、覚えてもらうようにしてもいいかもしれません。

昨年の記事にも書きましたが、イエス・キリストばっかりじゃなく、お釈迦様の誕生日をお祝いしよう!ということではじまったメリシャカというサイトもありますので、チェックしてみてください。

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。