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2008年3月 アーカイブ

2008年3月28日

 ここ彼岸寺はご存じの通り、いろんな宗派の僧侶が集まって運営しているインターネット寺院なのですが、その彼岸寺のお坊さんたち(浄土真宗のKAKUさんとケンユウさん・真言宗のyuzukiさん・曹洞宗の星覚さん・日蓮宗の宣成さん)が今夜のタモリ倶楽部に出演することになっています。

 法要儀式とトークを通じて宗派それぞれの特徴を紹介する企画がやりたいという番組スタッフからの相談で、これはおそらく昨年末に築地本願寺が開催した東京ボーズコレクションという催し等から影響を受けたものだと思いますが、ふつうは対立関係にありそうな仏教宗派のお坊さんたちが「超宗派」で協力して活動するというのが目新しく感じられているのかもしれません。

 でも、もともと仏教が持つ平和の精神からすればそれは特別なことではありませんし、同じ仏教なのに宗派の違いに日本ほどこだわっている国はむしろ珍しいと思います。島国の中で小競り合いしてる場合ではなく、もっと仏教者が団結してやるべきことがあるはずです。

 今、世界で大変な苦しみに遭っている同じ仏教徒がいる中で、のんきにテレビなんかに出ている場合ではないかもしれませんが(タモリ倶楽部は収録ですが)、番組を見てこのサイトを見て、少しでも仏教への関心、そして仏教を取り巻く問題への関心を持ってもらえたら嬉しいです。

 たとえばミャンマーの反政府デモも加熱期間が過ぎると忘れさられたかのように報道されなくなり実際に人々から忘れられてしまうのは、マスメディアにも責任がありますが、情報を受ける私の側にも責任があります。マスメディアがどうあろうとも、ミャンマーやチベットの仏教徒たちの苦しみに目を向け続けることが、仏教徒の端くれとして私にできるせめてもの成すべきことではないかと思います。

2008年3月27日

私はほぼ毎晩、NHKの9時からのニュースを見ていますが、今日はチベット情勢に関するニュースは放映されなかったようです。取り上げるニュースの基準がどのように決められているのか分かりませんが、「情報が入ってこないから報道できない」というのではなく、情報統制を敷いて自国側の視点からのニュースばかりを偏向報道する中国の異常さについて、まずマスメディアはもっと憤りをもって追求すべきです。

私は仏教徒として、ひとりの人間として、世の中の様々な問題に対して何ができるのだろうとしばしば考えるのですが、「自分にできることは何だろう」、私はこのhigan.netも含めていくつかのメディア、特に仏教系メディアの運営側にいる立場なので、「仏教系メディアとして仏教にまつわる諸問題を積極的に取り上げ、読者に問題の理解を促し考える材料を提供する」のがひとつの大きな役割だと思っています。今回のチベット情勢とそれを取り巻くメディア環境を見るにつけ、ますます自覚を新たにしました。

この彼岸寺でも引き続き、チベット情勢やその背景に関する情報を積極的に冷静に取り上げて参ります。

2008年3月24日

土曜日、六本木の中国大使館の前では「チベット武力弾圧に対する中国大使館前アピール&周辺デモ」が行われました。相当な人数が集まったようで、中国に対する批難がどんどん高まっています。

デモの様子を真言僧yuzuki氏が取材して来たので、以下のページでご覧ください。
http://www.higan.net/blog/news/2008/03/post_38.html

中国は「解放」と呼び、チベット人は「侵略」と呼ぶ、中国とチベットの緊張関係。デモに参加したチベット人の方のインタビューが象徴的です。

独立を認めろとか、そこまではできない。経済力でも中国から手伝ってもらっていることはほんとうにあるんです。けど、インフラを作ってもらっても、やっぱり人権がないんじゃ意味がないじゃないですか。インフラを作ってくれたり、鉄道を造ってくれたことは、ありがとうございます。けどじゃあ、人権を与えてください。それで最後です。でも、それはない。全部自分の利益のためにやっている。漢民族をガンガン入れて、商売させて。ほんとチベット人は最悪(な状況)。店のなかにチベット人入ったらダメだよ、そういうことをしている。
2008年3月21日

昨日はお彼岸のお中日でした。全国各地のお寺でご法要が営まれたのではないでしょうか。私はお彼岸法話で木更津の證誠寺さんへお邪魔して参りました。

證誠寺は「しょうじょうじ」と読みますが、この名前は皆さんもどこかで聞いたことがありませんか?そう、こちらのお寺は「しょ、しょ、しょうじょうじ、しょうじょうじの庭は〜」で始まる童謡のもととなった、「しょうじょうじ」なのでした。実際、お寺のあちこちに狸ゆかりのものが散らばっていて、見ているこちらがなんだか楽しくなってくるお寺です。

毎年10月には地元商店街と一緒に「たぬきまつり」が開催されるそうなので、私もいつか行ってみたいです。

2008年3月18日

チベットでの暴動が深刻さを増しているようですが、インターネットの大手ポータルサイト含め、主力メディアからはほとんど情報が入ってきませんね。いくら情報操作をしたところで、今の時代にはインターネットの動画投稿サイトもあるのだから情報を止めることはできないのではないかと思っていたのですが、中国はユーチューブやグーグルにまでも検閲の手を伸ばしているそうです。

ミャンマーの問題もそうですが、日本ではマスコミが取り上げないとすぐに問題が風化してしまう傾向があるし、マスコミはマスコミで深く情報を追おうとしないので、今のように情報が入ってこないという事態は非常に深刻だと思います。個人個人でできるだけ正確な情報を共有し、声を上げていかねば。

産経の記者のブログを通じて漏れてくる現地の声は生々しいです。
【記者ブログ】情報統制を超えて漏れ聞こえるラサの悲鳴をきけ!

2008年3月16日

今日は日曜日。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。お坊さんは法事などで忙しいかもしれませんが、多くの皆さんはのんびりと休日を過ごしておられることでしょう。学生さんなら春休みということで、今時期は長い休みを満喫されているのでしょうか。3月は卒業旅行のシーズンでもありますね。

平和な日本の日曜日ですが、チベットのほうでは大変なことが起こっています。ビョークがチベット独立を叫んだからというわけではないでしょうけれど、チベットと中国の関係が限界に来ているのを感じます。マスコミはあまり報じませんが、チベット問題をもっと多くの人に知ってもらいたいです。

2008年3月 7日

2010年、奈良に平城京が誕生してから1300年になるそうです。古都といえば京都の文化が取り上げられることが多いですが、奈良も魅力的な町ですよね。お寺だって仏像だって京都よりさらに古いものが多いんですから、見所はいっぱいです。鹿もいますよ。

その奈良で、遷都1300年を記念したお祭りのマスコットキャラクターのネーミングを募集しているのですが、仏さまと鹿が合体したマスコットキャラクターそのものが波紋を呼んでしまっているそうです。私もこのキャラクターについて何か批評したいのですが、よい言葉が見つかりません。微妙!

2008年3月 7日

一昨日、打ち合わせのため新橋SL広場に集まった彼岸寺スタッフ3名、喫茶店を探して新橋交差点を渡り終えたそのとき、ガチャーンと大きな音が聞こえて振り向くと、交差点の真ん中でバイク同士が衝突し、ドライバーの人が交差点の真ん中で倒れていました。呆然と立ち尽くす私を尻目に、大変な交通量の交差点内へ飛び込むHくん。僧侶の鏡です。なんて、そんなこと言ってる場合じゃないですね。私も気を取り直して走ってくるクルマの流れをとめたりバイクを起こして道路脇に寄せたりとドライバーの危険回避をし、とりあえず皆で救急車と警察を呼びました。

幸い、仰向けに寝転んでいたドライバーの方は意識がしっかりしており、足を引きずりながらも道路脇に移動することができましたが、その方はバイク便のドライバーで荷物を運送中だったらしく、怪我しているにも関わらず自分で携帯を取り出し会社に電話。数分も経たないうちに別のバイク便がやってきて、荷物を受け取り走り去って行きました。バイクが止まっても、荷物を止めるわけにはいかないのですね。

バイク便は自分も使うことがありますが、急ぎの便なら電話して10分くらいで荷物を取りにきてくれて、都内なら20〜30分で届けてしまうあの早さは、かなりの危険の上に成り立っているのだなと実感しました。そういえば昨年、バイク便ドライバーの雇用契約のあり方が問題になっていましたが、なるほどです。

2008年3月 4日

ここのところ、サイト構築のための書籍をたくさん読み込んでいます。最近はXHTML+CSSなど新しい技術トレンドが登場し、ここ彼岸寺もそうですが、取り入れるべきことが山ほどありますね。
ただ、あまりにも技術に引っ張られてしまうと「新しい技術を使ってみたいがためだけの新コンテンツ追加」なんていう愚かなことをやってしまったりしがちなので、自戒を込めて、『ユーザ中心ウェブサイト戦略』という本も併せて読んでいます。
「読者にはこことここを見て欲しい」と勝手に思っていても、実際の読者はまったくと言っていいほど想像の通りに動いてくれません。ウェブサイトに限らずですが、自分では当たり前と思っていることでも初めて体験する人にとってはとても分かりにくかったりすることが、たくさんあるものだなぁとつくづく感じます。

2008年3月 1日

来週末、「Nature, and Beyond - サイエンスとアニミズムが出会うデザイン展」が神谷町の光明寺にて開催されます。「自然」と「テクノロジー」が融合し、どのような世界を表現してくれるのか、楽しみです。

田舎のお寺であれば境内の中に自然がたくさんあふれているのでしょうけれど、実は都心にある光明寺にはそれほど自然があるわけではありません。ほんの小さな植栽スペース、ほんの少しの土。しかし、そういうお寺に作品を展示することで、どこまで少ない「自然」を際立たせ感じさせることができるのか、そのあたりも作品を展示する学生さんたちの「ビヨンド」腕の見せ所なのかなと思います。

ずいぶん春めいて来ました。今日は、いつも誰そ彼に参加協力してくれているPAフクちゃんの結婚式です。お相手は、誰そ彼にも出演してくれたアーティストの女性。お寺のライブが仏縁?として働いたかどうか分かりませんが、おめでたい!

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。