会議があったので、一日だけ京都に行ってきました。本山で会議があるときには全国からお坊さんがやってくるのですが、お坊さんといってもそれぞれに置かれている環境が違うので、同じテーマで話をしようと思っても前提がぜんぜん違うために話が噛み合なくなったりして、けっこう面白いんです。
たとえば、仏さまにお供えするための「仏花」について話をしようと思っても、ある人は「仏花には日本の花しか使ってはいけない」と言い、ある人は「百合は持ちが悪いから、現実にはうちではカサブランカを使っている」と言い、またある人は「ハワイではハイビスカスを使っていたが、これはいけないのか」とか、そういう感じでいろんな意見が出て、「へぇ〜なるほど、そういう意見もあるのか」と、議論する以前に地域性の多様さに感心してしまうことがよくあります。
それだけ地域によって個性豊かな文化を持っているのですから、せっかく皆があちこちから集まったとき、平均的な意見を集約することにはあまり意味がありませんし、それぞれの文化を「伸ばす」方向でお寺の文化を育んでいきたいものです。