「江戸のお寺 浮世草子」で成田講シリーズがひととおり完結しました。成田山が現在まで続く地位を確立できたのは、江戸での講を広めることに成功したからだ、ということが指摘されておりますが、この考え方は今にも応用できるのではないかと思うのです。
過疎化が進む地域の寺院が東京など大都市に出て来るというのもひとつの方法ですが、場所を移転せずとも、ネットワークを東京に作るというのもひとつのやり方ですよね。地方が過疎化するということはどこか別のところの過密化が進んでいるということでもありますから、トータルとして考えれば、その地方を故郷として持つ人の人数が急激に変動するわけではありません。地方寺院が生き残るために、このへんがこれからポイントになってくるような気がしています。