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2007年11月 アーカイブ

2007年11月30日

12月8日にスマナサーラ長老の仏教講座が光明寺にて開催されます。私もとても楽しみにしておりまして、今朝起きたとき「ああ、いいお話だったなぁ、もっとたくさん聴きたかったなぁ」と寝ぼけながら思ったのですが、夢で先取りして講座を受けていたのでした。本番が楽しみですね。
光明寺関係の告知といえば、以前「誰そ彼」ライブにも出演くださったmarasicaさんが、10月にミニアルバムを出され、また山口リエさんは12月に新譜を出されるそうです。皆さんもぜひチェックしてみてください。
「誰そ彼」は気が付けばすでに11回も開催し、ずいぶんと大勢の音楽家の方々が出演されました。光明寺では12月15日にはオランダ大使館と合同でジャズライブも開かれます。またこれも近日中に告知しますので、どうぞお誘い合わせのうえ御参加ください。

2007年11月27日

ここのところ仏教関係雑誌の締め切り間近で原稿を一言一句こまかくチェックする作業が続き、さすがに目が疲れました。中学生や高校生の頃はテストの時に、できたと思っても時間が余ったら必ず答え合わせをするようにと言われて頑張ったものですが、それでも採点が終わってみると必ずどこかミスがあるものなんですよね。原稿も同じで、何度チェックしても毎回毎回どこかしらミスが見つかるもので、かといって95点でいいかなと妥協できる仕事ではないので、締め切りがなければ作業は永遠に終わらないような気がします。

最近、インドの仏教の様子を調べようと思って本を探しているのですが、インドでは仏教が再び盛り上がってきている雰囲気があるようですね。佐々井秀嶺さんというお坊さんがカースト制のもとで虐げられて来た民衆を率いて仏教を守り立てているそうです。いろいろテレビなどでも紹介されて有名な方ですが、この方の他にインドで日本人のお坊さんで頑張っているお坊さんの情報が、なかなかないんですよね。ひとつ、サールナートで学校を運営しておられる僧侶の方を発見したのですが、他にもどなたかご存じの方はぜひ教えてください。

2007年11月25日

皆さんは墓地に隣接する物件をどう考えますか?たとえば私のように、墓地のことをまったく気にしないような人であれば、自分が入居を検討している物件の隣が墓地であっても何ら問題はないでしょうし、むしろ窓を開けたときに隣のビルが面しているよりは、墓地の開けた風景が広がっているほうがよっぽどいいと考えるのではないでしょうか。でも気にする人は気にするもので、隣接する墓地は物件にとってどちらかといえばネガティブ要素として作用するのが一般的なようです。
自分にとっては家のとなりに墓地やお寺があるのは公園があるのと同じくらい気持ちがいいというか、嬉しく感じるものなのですが、どうなんでしょう。ビルばかりの東京ですが、上から眺めてみると意外と多くの墓地があるということを、中沢新一さんがアースダイバーで書かれていました。確かに東京タワーや六本木ヒルズから東京の街を観ると、墓地がたくさんあるんですよね。公園などの緑と一緒に墓地の風景も守っていきたいと思うのは、私だけでしょうか。

2007年11月22日

いやはやあっという間に年の瀬が迫ってきましたねぇ。ついこの前まで新しい年を迎えたような気分でいたら、すぐに年末。歳を取ればとるほど一年が過ぎるのが早く感じられるようになるといいますが、私の時間感覚もだんだん加速してきたのかもしれません。
お坊さんの年末というと、なんとなく「忙しそう」と思われるのですが、「そもさん、せっぱ」にも書いているように実際はそうでもありません。もちろん初詣系?の寺院は年末年始は忙しいと思いますが、そうでない一般寺院は特に何があるわけでもなく、大掃除などで静かに年越しの準備をしているところも多いのではないかと思います。
みなさんはどうでしょう。大掃除などされるのでしょうか。私の場合は、一年間たまった汚れを掃除するのって始めるまでは億劫だけれど、始めてしまうとけっこう楽しくなってきてしまいます。電話機のボタンに詰まった汚れとか、分解して掃除したくなってしまい、予想外に時間がかかってしまったり。

2007年11月20日

東京も今朝は一段と冷え込みが厳しいですね。なんでも今年は厳冬が見込まれているということで、原油価格もさらに高騰するだろう、とか。昔の日本のような循環型社会システムに戻ることができれば原油がなくてもそれほど困らないような気がしますが、そう簡単にはいかないですね。

さて、今日も「江戸のお寺 浮世草子」が更新です。今年の年末年始も成田山は大混雑するのでしょうねぇ。江戸時代から今に至るまで多くの人を惹き付けるその魅力の秘密とは?

先日の誰そ彼に出演してくださった久住さんがブログ(クスミの後悔日記2)で当日のことについて書いておられます。出演者の方に喜んでもらえると、主催者側としても嬉しいです。

2007年11月19日

今日の東京はとてもいい天気です。最近、外国人の訪問が多く、ネパールから来たチベット・タンカ(佛画)の絵師の方がしばらく東京に滞在しておられたので東京でのことをいろいろとお手伝いしていました。
また、ハワイのお寺から3人で旅行に来ている方々も訪問され、少しお話をしました。英語で簡単な会話をするのは慣れてきましたが、少し話しが込み入って来るとどうしても言いたいことが伝えられず、まだまだだなぁと思います。
車や電車や自転車に乗っているときなど、移動中にはiPodで英語を聞くようにしているのですが、いざとなるとなかなか言葉が出て来ないんですよね。いつか英語で仏教の話ができるくらいまでには上達したいものです。

2007年11月18日

今、二日間連続で「誰そ彼」が開催されています。昨日は3組のアーティストの方々が出演され、とてもいい雰囲気で時間が流れていきました。個人的には久住さんバンドの「落武者」という曲が、とても印象に残りました。
今日もまた引き続き、別のバンドの方々が演奏されます。17:00〜21:00ですので、よければ皆さんぜひご来寺ください!

誰そ彼

2007年11月15日

今、築地本願寺では報恩講といって年に一度の親鸞聖人の法要が勤められています。お寺には大勢のお坊さんたちが集まり、大型バスで大勢で参拝して来られる方々もいらっしゃいます。この時期は精進料理をいただくのが習わしになっており、それに合わせて境内のカフェ・ド・シンランでも精進料理ウィークということでコース料理なども精進をやっているのがなかなか好感が持てます。
この法要が終われば、お寺も落ち着いて後は除夜の鐘を静かに待つのみ。いよいよ年末ですね。私は毎年のことながら年末のにぎやかな雰囲気は好きなんですけど、クリスマスだけはどうも、、、いつまでも馴染めません。「メリークリスマス!」なんて口に出して言う人を見かけた日には、なんだかよく分からないけどとても恥ずかしくて、耳が赤くなってしまいます。ちなみにメリーシャカ!の季節は4月なのですが、これは年度の変わり目で皆ばたばたしているうちに通りすぎてしまうんですよね。メリシャカの皆さん、がんばってください。

2007年11月13日

今朝テレビで、江戸時代の庶民の暮らしについて番組がやっていました。宵越しの金は持たねぇ、なんて言葉を聞きますが、実際、江戸では貯金なんてしなくても庶民はなんとかやっていけるような社会の制度になっていたのですね。寺子屋の先生はボランティアだった、というのにも驚きました。というわけで、今日も「江戸のお寺 浮世草子」が更新です。
ところで、私の布教研修の恩師が、ネパールから東京へアーティストを連れてきました。ネパール人のボキさんという人なのですが、今日から16日まで築地本願寺内のカフェドシンランにてネパール佛画展を開催しています。ひとつひとつ手書きの曼荼羅画など(タンカといいます)が展示されていて、気に入ったものは買うこともできます。かなり細かく繊細な作りで丁寧な作品ですが、安価なものだと7000円くらいから買うことができるので、はっきり言ってお買い得です!これを機に私もいくつか買おうと思っています。
ボキさんはしばらく東京に滞在し、17日18日は光明寺の誰そ彼での展示の後、関西のほうへ向かいます。展示中は会場で心細くしていると思うので、皆さんお気軽に声をかけてあげてください(英語が通じます)。

2007年11月12日

本サイトでも人気コンテンツの「お寺に嫁ぐということ」が、『お寺に嫁いでしまった。』として出版され、いよいよ店頭に並び始めました。私も一冊だけ著書がありますが、今まで自分が本を買いに行っていた本屋さんに自分の本が並ぶというのは少し奇妙な感覚で、嬉しいような恥ずかしいような、そんな感じです。誰かが手にとっているのを見かけたりした日には、「レジへ向かってください」と祈るような気持ちになりました(笑)
日本全国に7万ヵ寺以上もお寺があるのですから、「お寺に嫁いでしまった」人も相当な数にのぼるはずです。望んで嫁ぐ人ばかりではなく、「好きになった相手がたまたまお坊さんだった」というのは、よく聞く話です。お寺に限らず何か家業のある家に嫁いだ人にも、共感できる部分は多いのではないでしょうか。ぜひ、多くの人に読んでもらいたいと思います。

2007年11月 9日

最近NHKを観ていると、けっこうたくさんの仏教関係番組が放送されていますね。先日は五木寛之さんが世界の仏教を見て回る「21世紀 仏教への旅」という番組が再放送されており、世界の仏教を知ることができてとても面白かったです。
また、このサイトの時事でも紹介されていますが、「にっぽん 心の仏像100選」という番組もやっています。各界から著名人がゲストに招かれて仏像を愛でる番組なのですが、意外なところに結構たくさんの仏像ファンがいるものなのだなぁと感心します。
11月10日の放送では、ここ彼岸寺でも「仏像ア・ラ・モード」を連載してくれている仏像ガールのいっきゅーさんが登場するということで、BS観られる人はぜひ観てください!

2007年11月 8日

お坊さんの徳の高さについて、知り合いのあるお坊さんが教えてくれたことがあります。「高僧・名僧になるために何をすればいいか?それは、長生きすることさ」と。ちょっと皮肉っぽく聞こえもしますが、しかしなかなかどうして真実に近いところを言い当てているような気がします。
もちろん仏教の勉強を一生懸命することも大事ですが、仏教は人生の苦しみを解決するための方法であると考えるとき、人生の苦しみについての機微を感じ取るうえで、歳をとらなければ絶対に分からないことってたくさんあるのだろうと思います。「やっぱりねぇ、人生とはご縁ですよ」なんて言葉にしても、小僧さんが言うのと老僧が言うのでは、響きや含みが全然違うんですよね。
お坊さんには定年がありません。よく食べよく寝、よく老いる。そんな暮らしができるといいですね。

2007年11月 7日

私が布教使となるための研修に行っているとき、皆でよく議論になったのが、「浄土」についてでした。

死んだ後、人はどこにいくのか?皆の漠然としたイメージとして、最近はよく「天国」という言葉が使われます。もともと天国というのはキリスト教の考え方なので日本にはあまり馴染みのないものだと思うのですが、言葉としてはよく使われていますよね。ただ、キリスト教の考え方に基づいて使われているというよりは、どこか遠くのあの世のイメージとして漠然と使われているような気がします。

しかし、浄土真宗では念仏者は死後に「浄土」へ行くと考えます。ただ、この浄土という言葉は最近の人の生活上ではあまり馴染みがなくなってしまっているのですよね。それは若手のお坊さんにとっても同じことで、この浄土という考え方を正しく理解したうえで、今の言葉で語るということはとても難しいです。今回の「おじいちゃんへの質問」で、おじいちゃんがしっかり答えてくれていますので、みなさん参考にしてみてください。

2007年11月 6日

「江戸のお寺 浮世草子」シリーズも新章に入りました。一地方寺院に過ぎなかった成田山がどのようにして今のような地位を確立するに至ったのか、詳しい経緯が分かります。
私は最近、「講」という考え方に大きな可能性を感じています。強制的に必ずどこかのお寺の檀家にならなければいけなかった江戸時代でも、自分の信仰心として好きなお寺の信者になる余地は残されていました。それが、いわばお寺のファン倶楽部、「講」の仕組みです。
どこかのお寺に檀家として所属しながらも、たとえば成田山を信じる人々は「成田講」に入り、成田山のファン倶楽部メンバーとしていろいろな活動に参加したわけです。
今は自分で檀家として所属する寺を選ぶ自由がありますが、そうはいってもお寺にお墓があったりするとなかなか離れるわけにもいきません。そんなとき、「講」が活用できるのではないかと思うのです。

2007年11月 5日

つい最近インドに住んでいた人と話をしたのですが、ここのところインドは経済成長が目覚ましく、急速に都市化が進んでいるそうで、6年ほど前に私がインドへ旅したときにたくさん見かけたような牛や人力リキシャーは、都市の中心部では見かけられなくなってしまったそうです。皆さん、インドへ行くなら急いだほうがいいかもしれませんね。
インドへの一人旅の気持ちを盛り上げてくれる『ニューヨーク坊主、インドを歩く』という本があります。ニューヨーク本願寺住職の中垣さんが2003年にインドへ旅した時の様子を文とイラストで書き溜めたもので、ほのぼのとした視点でとても面白く書かれていますので、オススメです。

2007年11月 3日

昨日は神谷町オープンテラス感謝祭。気がついてみれば、2005年から始まってもう今年で3年目になりました。スタッフの皆さん、いつも来て下さっている常連さん、お寺の人たちみんなで、無事に3年目を過ごせたことをお祝いしました。
スタッフが用意したごはんをいただきながらの歓談と、挨拶、法話、そして最後にみんなでお経を読みました。大勢で声を合わせて読むお経はいいですね。とても和やかな雰囲気で、今年のテラスを終えました。みなさん今年もありがとうございました。

2007年11月 1日

お坊さんの職業病は「痔」だという記事を見て、「病ダレ+寺」というこの漢字の語源に興味を持った私は、インターネットでちょっと調べてみたのですが、漢字の語源は結局よく分かりませんでした。死ぬまで治らないからとか、正座ばかりするからとか、いろんなことが書かれていたのですが誰か真相をご存じですか?
あと関係ないですが「痔」を「ぢ」と表記している薬局などをときどき見かけますが、あれは何なんでしょうね。「寺=じ」ですが「痔=ぢ」というのはどういうことなのか。「根津=ねづ」というのは分かるのですが、謎は深まります。

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。