今週の「江戸のお寺 浮世草子」では、成田山が江戸での出開帳のために根回しに奔走する姿が紹介されています。村の許可を得て、領主の許可を得て、幕府の許可を得てと、順序に気をつけて一歩一歩根回しのプロセスを進めていけるかどうか貫首の力量が問われるというのです。
これは今のお坊さん同士の世界でも同じことで、お寺や教団の中で何かをやろうとしたときに、根回しの運び方をひとつ間違うだけで企画が頓挫することはよくあります。止まってしまうだけならいいのですが、おかしな方向に進んでしまうのを止められなくなったりすることもあって、根回し作業にはとても気を使いますね。しかもお坊さんというのは概してひとこと言いたい人が多いせいか、本来は関係のないポジションにいる人でも「わし、そんなもん何も聞いてへんど〜!」と怒りだす人もいるから大変です。
会社で働くみなさんも、きっと同じようにこういった根回し作業に悩まされているのでしょうね。