メイン | 2007年6月 »

2007年5月 アーカイブ

2007年5月31日

立て続けに、「ゴッド・ファーザー」の1・2を観ました。今年の始めに彼岸料理僧KAKUさんと会ったとき、厚手のコートに帽子を被って現れて「今年の抱負はゴッド・ファーザーです」って言っていたのに、結局のところ最近は作務衣やカジュアルな服ばかりでゴッド・ファーザーの雰囲気は見当たらなくなっていたのですが、映画に出てきた「家族を大事にしないやつは男じゃねぇ」というゴッド・ファーザーの台詞で、合点!しました。確かに、イタリアンマフィアファミリーの結束と江戸っ子料理僧KAKUさんのファミリー愛は通じるものがあるかもしれない。

「尼さんになったら髪は切らないといけないの?」という質問にけんゆうくんが答えてくれています。皆さんご存知の瀬戸内寂聴さんはあたまがつるつるなので、なんとなく尼さんはそうなのかなという感じがしますが、それはもしかしたらかえって稀なのかもしれませんね。

2007年5月30日

KC3A0003001.jpgジョシュア・シェンクさんというジャーナリストの方が、「日本のアートや日常生活に潜在する精神性や宗教性」をテーマにした取材のために来日しており、日本の仏教界の動きなどを知りたいということで、彼岸寺のメンバーに情報を聞きに、神谷町オープンテラスに遊びに来られました。「日本は今、世界のトレンドの発信地だ」ということを仰っていて、ご本人が日本好きということのひいき目もあるのでしょうけど、日本の外から日本を見る視点の動きの参考になりました。

温泉好きだということで、今週土曜日に予定されている「お寺と温泉ライブ〜あじさいさい」にもお誘いしたところ、「Definitely、行く」とのこと。またイベントでお会いできることでしょう。ぼくもスタッフとして手伝いに行きますが、せっかくなので「源泉掛け流し」の温泉に入ってきます。

2007年5月29日

ぼくの友人が、自分のお寺で佛教研究所を立ち上げました。蓮花寺佛教研究所という、能力あるメンバーたちの集まった、こじんまりとしているけれど素敵な研究所です。ふつうは仏教関係の研究所といえば宗派による経済的な支援によって運営されるのがほとんどだと思うけど、ここはそうではなくて、一般の一寺院が単独で立ち上げたもの。それでいて研究内容を外向きにも情報発信していこうという積極的な姿勢には、頭が下がります。読み物としても、ふつうに面白いですよ。

さて、「江戸のお寺」コラムですが、今回からペースを上げて二話分の投稿になりました。お寺にも看板娘がいたとは、今も昔も集客を考える人の発想は基本的に同じなんですね。次回からは「大奥とお坊さん」というテーマに移ります。これもまた楽しみです。

2007年5月29日

すいません、ここに書くのが2日、止まってしまいました。日曜日は横浜で友人(この彼岸寺で時事コーナーを担当してくれているyuzukiくんです、おめでとう!)の結婚式、月曜日には金沢で知人のお葬式。やっと今日から東京で通常モードに復帰しました。

あれですね、出張があるときとかは、ケータイから記事を書けるようにしておかないとダメですね。地方でばたばたしていると、ネット環境を見つける間もなくて。このサイトが使っているMovableTypeというシステムは、ケータイ投稿機能をデフォルトで実装しているのではないようなので、これからなんとかしてみます。

長時間バスに座っていたのでお尻が痛いですが、今日も一日がんばろう。

2007年5月26日

070525.jpg

お相撲のチケットをもらったので、青江さん夫妻を誘って、彼女と4人で両国の国技館へ生まれてはじめて相撲を見に行きました。相撲はテレビでしか見たことがありませんでしたが、実際に見ると大きな力士がぶつかり合う土俵は想像以上の迫力がありました。みんな座布団に座りながら焼き鳥を食べたりお酒を飲んだりしながら見るのですが、「ああ、こういうふうに、江戸の人たちも相撲を見ながら楽しんでいたんだなぁ」なんて想像すると、なんだか感慨深い気持ちにもなります。

最後の取り組みではあちこちで座布団が舞いました。現場にいると、誰が人気があるかとか、朝青龍はあまり人気がないようだとか、感じが掴めます。朝青龍は、勝っても負けても座布団が舞う力士です。本人にはあまり人気がなくても、相撲人気を引っ張っている。そういう人って、どの業界にも大切なプレイヤーですよね。

2007年5月24日

今日は瀬戸内海の島から個展にやってきた加藤さんと、一緒に個展をやっている田中さんのカップルを囲んで、日暮里のトルコ料理やさんでみんなで食事をしました。二人とも着物を着ているのですが、客にトルコ衣装を着せて踊らせるようなコテコテのトルコ料理やさんの中では、かなり浮いていました。

田中さん曰く、学生の頃からふつうに着物で登校していたそうですが、加藤さんと付き合うようになってから体験している田舎暮らしでは、長距離の徒歩や車での移動が多いため着物はかえって不便極まりなく、意外にも「着物は街着である」という結論に達したとのことでした。

意外といえば、「そもさん、せっぱ」の中で出てきた「お寺で幽霊とか見たことはありますか?」という質問。ぼくもよくこの手の質問をされることがありますが、なかなか気の利いた答え方が見つかりませんでした。「ぼく、霊感がないので」というのも、あまり親切じゃないですしね。けんゆうくんが真面目に答えてくれていますが、なかなか「なるほど〜」感のある答えで、お坊さんとしても参考になりました。

2007年5月23日

今日の東京は晴天で気温も高く、昼間は長袖では汗をかくくらいの陽気で、夏の到来を感じさせる一日でした。でもその前に、梅雨が来るんですよね。ぼくの田舎の北海道では梅雨がなかったので、じめじめがとても苦手です。昨今の異常気象が続くと、そのうち日本も亜熱帯気候になって梅雨もなくなりそうな気もしますが、それは地球の異常事態ですから素直に喜ぶわけにはいきません。
来月はじめには「温泉は地球の動脈」という記事のサワサキヨシヒロ!さんと一緒に開催する「お寺と温泉イベント」が、関東有数の温泉地、伊東市のお寺で開催されます。ここのところの疲れを温泉と音楽で癒す、日帰りの楽しいイベントになると思いますので、みなさんぜひ足をお運びください。午後のイベントなので、休日に日帰りで楽しむイベントとして最適です。あのあがた森魚さんも、出演されますよ〜

2007年5月22日

最近、チベットやダライラマ法王に関する話題がぼくの周りにとても多いです。先日は護国寺で開催されたチベット・スピリチュアル・フェスティバルに参加しましたし、今度は近所の青松寺さんで「ダライ・ラマからの挑戦状」というテーマでBBAの集いが開催されるそうです。これらのイベントを通じて、ひとりでも多くの人に今チベットで何が起こっているのか、よく知ってもらいたいです。テレビには映らない深刻な事態、知らなかったでは済まされないこと。いいメディア、悪いメディアということではなくて、個々人のメディアリテラシーを高めることも必要です。
メディアといえば、平和な江戸のお寺メディアコラムも更新しました。メディアの影響で人が右往左往するのは、いつの時代も変わらないんですね。

2007年5月21日

今日、5月21日も降誕会。浄土真宗、親鸞聖人のお誕生日をお祝いする法要の日です。築地本願寺にも大勢のお坊さんや参詣者が詰めかけ、境内も大にぎわいでした。
神谷町オープンテラスでは取材が二件。うち一件は香港から来た取材班で、突然英語で話しかけられたのでびっくりしましたが、ちょうど彼岸料理僧のKAKUさんが一緒だったので、対応を頼んでしまいました。江戸ッ子のKAKUさんはアメリカの大学院に行っていたので、江戸ッ子っぽい英語を話します。ICU出身のyuzukiはじめ、なぜか彼岸寺まわりには英語ができるお坊さんがけっこう多いです。
ぼくは最近、iPodで英語を聞くようにしているのですが、あまりよく聞き取れませんし、話すのも苦手です。来月、彼岸寺のスタッフ数名でCIEEという団体に日本の仏教の近況を説明する機会があるのですが、最後はやっぱり通訳さん頼みかな〜

2007年5月20日

埼玉県立近代美術館で開かれている澁澤龍彦ー幻想美術館展を見てきました。行く途中、美術館に併設された公園で、休日の公園で遊ぶ家族連れの微笑ましい光景を眺めながら、彼女とドーナツを食べました。

一方、外の公園の平和な風景とは対照的に、展覧会に集められた作品群は、澁澤氏を取り巻く芸術家たちによる濃厚なラインナップで作品の数も多く、重いリュックを背負って見回って出てきたときには、心身ともにドッと疲れが出てきました。

070520.jpgそうそう、澁澤氏の目は意外にも日本美術へも向けられていたようで、酒井抱一や伊東若冲の画が展示してありました。酒井抱一は江戸時代の絵師で、築地本願寺の境内にお墓が建っています。

2007年5月19日

ぼくには仏教に関係するさまざまな仕事があります。この彼岸寺の企画や運営の仕事もあるし、もちろんお寺のいろんな事務をしたり、ときどき、法事やお葬式もします。ひとりの人間として、僧侶として、お寺を切り盛りする一員として、宗教法人の職員として、仕事をしながらいろんなことを考えます。

ただ、あんまり根を詰めていると、仕事に追われて仕事のために仕事をする人になってしまうときがあります。あれがこうだから、これがこうで、、、などと考えているうちに、本来の目的を見失ってしまうこともあります。だからある程度、時間に余裕を持って、ときどき振り返ることが大切です。

それと同時に最近よく考えるのが、どういう環境で仕事をするかということ。どこで誰と仕事をするかによって、仕事の方向性が良くなるか悪くなるかは大きく左右されるような気がします。それだけ自分が環境に引っ張られやすい人間だということなのですが、よい場所とよい仲間が、ほんとうにいい仕事をするために、自分にとってはとても大切なんです。

ここ彼岸寺は自分にとって、とても大切な場所であり、ここに集う人たちは、とても大切な仲間だなぁと、しみじみ思います。

2007年5月18日

 彼岸寺の活動へのインタビューなどで、よく「最終的には、何を目指しているのですか?」と聞かれることがあります。お坊さんとしては「すべての人が、深く縁起の道理をわきまえて、仏教徒としての自覚を持って心穏やかに生きること」が目指すべきところと思うのですが、しかし自分自身も含めて仏教界がそれを実践できているのかといえば、決してそうではありません。おそらく彼岸寺の活動というのは理想からはじまっているものではなくて、現実からはじまっているものだと思います。
 一般の家庭からぼくの友人のお寺に嫁いだみちこさんは、お坊さんとの恋愛、結婚、出産、子育てという人生の過程を経て、今、お坊さんの妻であり、一児の母であり、お寺の坊守という立場にあります。理想と現実の狭間でもがきながらも葛藤し続ける彼女ですが、約3年前にお寺へ嫁ぐ直前に書き始めたブログ記事今の記事、読み比べてみると、ひとりの人間が成長する姿が浮かび上がってくるようです。

2007年5月17日

昔、アニメ『一休さん』を観ていた人は多いのではないでしょうか。一休さんと新右ヱ門さんがとんち問答をするときに、「そもさん、せっぱ!」と言っていたのを覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

漢字では「什麼生、説破!」と書くそうですが、これは禅問答のとき、相手の返事を促すのに用いた語だそうで、「さあ、どうだ」「説き破ってみせよう」という意味で使われたようです。

ここ彼岸寺で新しくはじまった『そもさん、せっぱ』の連載では、禅問答という以前の、仏教やお寺やお坊さんに関するあらゆる素朴な疑問に対して、ぼくのともだちのケンユウ坊さんが親切に答えてくれてます。

2007年5月16日

 うちの父が温泉好きで、北海道に住んでいた頃は毎週のように家族で温泉に出かけていました。そんなこともあってか、ぼくは今でも温泉が好きで、機会があればいつでも温泉に入りたいと思っています。なんというか、ほんとうにカラダがいきいきしてくる気がするんです。

 温泉愛好家のミュージシャンであるサワサキヨシヒロ!さんとお話をしていたときに、サワサキさんが「温泉の脈は地球の動脈みたいなもの、はだかで温泉に浸かっているときの開放感は、戦争放棄につながる」と言いました。たしかに、温泉に入りながらイライラしている人はあまり見かけませんが、それも温泉という地球の血潮に抱かれているような感覚、温泉がもたらす精神的な効能なのかもしれません。

 恵みをいただけば、感謝したくなります。そういえば温泉地には、神社やお寺がつきものですよね。宗教とかいう以前の、「地球の恵みに感謝する」という人間の根源的な感情を、『サワサキヨシヒロ!の温泉道場』から考えてみましょう。

2007年5月15日

 『おじいちゃんへの質問』という連載がはじまりました。著者の”めっちゃん”は最近お母さんになったばかりの、「おじいちゃんが住職さん」という私と似たような境遇で生まれ育った女性です。
 数年前に一般の家庭に嫁がれたのですが、在家の立場から浄土真宗についてとっても真剣に向き合っておられ、僧侶である私とも信仰について十分に語り合える、などと言える立場ではない私のようなかたち先行の僧侶にとって、そのほんとうに真摯な宗教的感性は、とても勉強になります。
 ”めっちゃん”と”おじいちゃん”の対話を通じて、ほんとうに宗教に向き合うとはどういうことなのか、何かしらみなさんの感性に響くものがあれば幸いです。今回アップするのは”めっちゃん”の手紙、そして次回は”おじいちゃん”も登場します。相当、濃いですよ〜

2007年5月15日

CIMG3579.jpg 実際住んでいて東京という街は人も建物も多いなぁとつくづく思ったりするのだけれど、この活気がいつから始まったのかといえば、やはり徳川幕府の時代。1771年には江戸の人口は100万人を超え、世界一だったみたいです。
 その江戸に魅せられて日夜研究を続けておられる安藤優一郎さんが、この彼岸寺で『江戸のお寺 浮世草子』という連載を書いてくださることになりました。江戸時代って、有名なお坊さんの名前があまり思い浮かびませんよね?平和な江戸社会ではお寺も大名に守られて、あまり改革派のお坊さんが出てこなかったからでしょうか。
 しかし意外にも、お寺はいつも安泰だったわけではないようで、経済的にも維持していくためにはいろんな工夫を凝らして参拝客を集める必要があったようです。
 『江戸のお寺 浮世草子』で、江戸のお寺の”集客”に注目してみましょう。

2007年5月14日

大変長らくお待たせいたしました、
ここ彼岸寺がようやくリニューアルオープンです。

仕事が忙しくて作業がなかなか思うように進まず、
更新も滞りがちに、、、と言い訳は置いておいて、
これからは新たな気持ちで頻繁に更新していきます。

ちなみにここのコーナー「日日是好日」では、
私まつもとがナビゲーターとして、
サイト内外の出来事をお伝えしていきます。
「日日」ということなので、更新は毎日やります!と宣言して、
とりあえず自分を追い込んでおきましょう。

新連載も加わって、さらにパワーアップした彼岸寺を、
どうぞお楽しみください。

彼岸寺周辺で起こっているさまざまな出来事を、彼岸寺の僧侶たちがみなさんにご紹介します。