日本に住んでいるときには、ときに日本製のものは面白みがないなぁなどと思うことがありましたが、インドにいると「面白みがない=使用時にストレスがない」ということの素晴らしさを改めて感じさせられます。インドの家電(インド製に限らない)は細かいところの作りがどうも大雑把で、小回りがきかないのです。たとえばテレビは、ボリュームを1にすると音が小さすぎるけど、2に上げた途端にうるさいくらいの音量になったりします。「微妙な調整」というのがききません。
こちらでは「Made in Japan」はひとつのブランドといえるほど、高品質の代名詞のように捉えられています。ただ、値段が高いが故に韓国などの製品に大きくシェアを奪われていますが、日本製は中間層向けの戦略をしっかりたてれば、これから十分にインド市場でも勝負できると思います。インド人の経済力がますます高まり、日本製品がインド向けに上手に調整されるようになれば、接点は生まれるはずです。
最近のトヨタのニュースなど見てると、日本人としてというより、インド人的な感覚として、「日本のクルマがそんなに壊れやすいわけないじゃないか!」という気持ちになってきます。こちらのユーザーはファッションではなく実用で厳しくモノを見ますので、日本の自動車がここでこれだけ広く受け入れられている(そして米国車はほとんど見かけない)現状の持つ意味は小さくないと思います。(松本)