桜と欄干

オープンテラスには焦げ茶色の欄干がある。
ほどよい高さにあり平たくて幅もあるので、もたれかかるもよし。ときどきは机のかわりに使うもよし。
ただ、屋外で土のそばにあるので、埃がたまるのが難点。スタッフの日課はぞうきんがけだ。
長いこと目を楽しませてくれたヤマザクラもそろそろ終わりで風が吹くたびに花びらが散る。
欄干をぬぐうぞうきんの先に花びらがたまっていく。角まで拭いたので向きを変えようとぞうきんを浮かせると
強い風。手元の花びらは竜巻のように吹き上げられ、朝の光を浴びて愛宕山方面に飛んでいった。
掃除も忘れてしばしうっとりとする。
