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2009年4月 アーカイブ

2009年4月12日

 本特集でとりあげた東京国立博物館で開催中の「興福寺送検300年記念 国宝阿修羅展」にはもう行かれましたでしょうか?

 彼岸寺では、大好評開催中の「阿修羅展」のチケットを10組20名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は、info@higan.netまでタイトルを「阿修羅展読者プレゼント係」として、お名前、ご住所、彼岸寺の感想をお書き添えのうえ、4月19日(日)までにご応募下さい(抽選の結果は発送をもって代えさせていただきます)。

 また、彼岸寺では阿修羅展に行かれた方からの読者レポートもお待ちしておりますので、ぜひご感想をメールかコメントにてお寄せ下さい。

 皆様のご応募を心よりお待ちしております。

【追記:4/20】

 阿修羅展チケットプレゼントにたくさんのご応募ありがとうございました。19日24:00をもって応募を締め切らせていただきました。抽選の結果は発送をもって代えさせていただきますので、ご了承下さい。またのご応募お待ちしております。

2009年4月15日

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興福寺の誕生

 興福寺は、中臣(藤原)鎌足(なかとみのかまたり)が重病に伏した669年、夫人の鏡女王(かがみのおおきみ)が病気平癒を願い山科の私邸に建てた山科寺(やましなでら)がそのはじまりです。その後飛鳥に移転して厩坂寺(うまやさかでら)と名を変えたのち、710年の平城京遷都と同時に鎌足の息子・藤原不比等(ふじわらのふひと)によって現在の場所に移され興福寺と改号されました。
(写真:興福寺回廊 提供:興福寺)

 寺号の由来は、一説には父の鎌足が信仰していた『維摩経』(ゆいまきょう)「方便品(ほうべんぼん)」の「福力を興さ令む(ふくりきをおこさしむ)」という経文によるとされています。平城京内で最初に造営されたのが興福寺で、平城京から見ればそこは小高い丘の上にあり、当時は平城京を一望するのに相応しい場所でもあったのです。

 奈良時代に建立された興福寺を含む南都寺院は、僧侶が学問をするための研究機関でした。現在の宗派という概念とは異なり、学ぶ経典や教義ごとに僧侶の研究のグループがあり、それを「衆」と呼んで分類されていました。そこから多くの留学僧が唐へ渡り、大陸の文化を学んで日本へ請来したのです。

続きを読む "【特集:阿修羅展】興福寺1300年の歴史"
2009年4月13日

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なぜ阿修羅像は造られたのか?

 今回展示される仏像の多くは1717年に焼失した西金堂(さいこんどう)に安置されていました。西金堂諸仏の作者は、長らくわからなかったのですが、昭和八年に福山敏男氏の研究によって、正倉院文書のなかの西金堂造営経緯を詳しく記した「造仏所作物帳(ぞうぶっしょさもつちょう)」が見いだされ、阿修羅をはじめとする八部衆や十大弟子といった乾漆像の作者は百済から渡来した仏師・将軍万福(しょうぐんまんぷく)であったことがわかりました。
(写真:阿修羅像 提供:興福寺)

続きを読む "【特集:阿修羅展】阿修羅像誕生の秘密に迫る"
2009年4月11日

Ashura_009.jpg いよいよ東京国立博物館ではじまった「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」。東京での開催は戦後間もない昭和27年以来、半世紀ぶりとあって昨年の開催発表から大きな注目を集めていた。その後もみうらじゅんが会長を務める阿修羅ファンクラブに1万3千人を超える会員が入会するなど、開催前から大変な盛り上がりを見せていた。

 3月31日の展覧会初日には阿修羅像を一目拝もうと10863人もの観覧者が訪れ、東京国立博物館の初日入館者数の新記録を更新した。その後も連日1万人を超える人が訪れるなど、阿修羅像の魅力が多くの人々を惹きつけている。

 1300年という時代を超えて多くの人を魅了し続けてきた阿修羅像をはじめとする、数多くの寺宝を守り伝えてこられた法相宗大本山・興福寺。今回は興福寺で執事を務められる多川良俊さんに、展覧会の見所や阿修羅像の秘密、興福寺の歴史までお話しを伺った。
(写真:阿修羅像 提供:興福寺)

天平の息づかいを直に、ガラスケースなしの展示

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 興福寺には、国宝に指定されている仏像彫刻の13.4%が伝えられていますが、その中でも特に有名なのが阿修羅像です。今回は阿修羅像を含め、中でも最も古い天平時代(※てんぴょうじだい:7世紀終わり頃から8世紀中頃)の仏像の14躯(く)すべてが出陳されます。(写真:興福寺執事 多川良俊さん)

 これほど多く天平の仏像が一度に公開されること自体滅多にありません。今回はさらに仏像を直にご覧いただけるように陳列ケースには入れず、特に阿修羅像は円形の台座に載せられていて、360度ぐるっと拝観できるように展示されています。

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