2009年6月 1日

 先日お知らせした佐々井秀嶺師の講演会の詳細が以下の通り決定いたしました。 またチラシもございますので、ご参考のうえご自由に配布下さい。

講演会趣旨

佐々井秀嶺師最終講演会「よみがえる仏教 インド仏教復興運動の今」

sasai_flyer.jpg 生涯を不可触民解放に捧げられたアンベードカル博士が50万人とともに行った集団改宗によって始まったインドにおける仏教復興運動は、博士の死後・佐々井秀嶺師によって引き継がれ、一度は仏教が消え去ったインドにおいて今や1億人とも言われる仏教徒が誕生するまでになった。

 人口10億人を超え驚異的な経済発展を遂げ、国際的に存在感を増しているインド。世界的な金融不安による貧困や紛争の絶えない現代において、慈悲をもって争いを無くそうとする仏教徒の増加は、世界的にも大きな意義がある。

 渡印以来40年にわたりインドの仏教復興運動の中心的指導者として、インドの仏教徒を導いてこられた佐々井師を迎え、インド仏教復興運動の意義と師の活動について学ぶことを通して、現代社会における仏教の意義について再考する機会としたい。

 ゲストには佐々井師の日本への紹介に尽力されてきたフォトジャーナリストの山本宗補氏による現地報告と佐々井師の弟子である高山龍智師に「歴史のメッセージ」についてお話しいただき、日本からは想像しづらいインド仏教の現状にも肉薄する。

講演会概要

【題名】佐々井秀嶺師最終講演会「よみがえる仏教 インド仏教復興運動の今」
【日時】2009年6月7日(日)15:00〜
【場所】護国寺 本堂(東京都文京区大塚5-40-1)
【対象】一般公開(申込み不要)
【料金】無料(自由喜捨)
【主催】彼岸寺(http://www.higan.net)
【特別協力】大本山 護国寺
【協賛】光文社

チラシ

チラシをダウンロードする。

2009年5月21日

 現在インドより44年ぶりに来日中の佐々井秀嶺師の講演会を開催いたします。

 生涯を不可触民解放に捧げられたアンベードカル博士が50万人とともに行った集団改宗によって始まったインドにおける仏教復興運動は、博士の死後・佐々井秀嶺師によって引き継がれ、一度は仏教が消え去ったインドにおいて今や1億人とも言われる仏教徒が誕生するまでになりました。

 人口10億人を超え驚異的な経済発展を遂げ、国際的に存在感を増しているインド。世界的な金融不安による貧困や紛争の絶えない現代において、慈悲をもって争いを無くそうとする仏教徒の増加は、世界的にも大きな意義を持っています。

 渡印以来40年にわたりインドの仏教復興運動の中心的指導者として、インドの仏教徒を導いてこられた佐々井師を迎え、インド仏教復興運動の意義と師の活動について学ぶことを通して、現代社会における仏教の意義について再考するため本講演会を開催することとなりました。

 佐々井師の最初で最後の東京での講演会となるかもしれません。この機会にぜひご参加ください。

【演題】佐々井秀嶺師来日講演会「よみがえる仏教 インド仏教復興運動の今」
【日時】2009年6月7日(日)15:00〜
【場所】護国寺(東京都文京区大塚5-40-1)
【対象】一般公開(申込み不要)
【料金】無料(自由喜捨)
【主催】彼岸寺(http://www.higan.net)

2009年5月 8日

1300年の歴史を感じる阿修羅像の魅力 by KAKU

日本人は何でも"三大なんとか"というくくりを作るのが好きなように感じる。日本三名園(水戸・偕楽園、金沢・兼六園、岡山・後楽園)や日本三景(宮城県・松島、京都府・天橋立、広島県・安芸の宮島)などが有名だが、もし日本三大仏像を考えるならば、必ずノミネートされるのがこの阿修羅像だろう。

三面の顔を持つ独特の容姿は、異形でありながら気品すら漂う。男なのか女なのか、若いのか年寄りなのかもわからない。そんな独特な表情を持つ阿修羅像を、ガラスケース越しでなく360度好きな角度からお参りできる、またとない機会でした。

実際に見た阿修羅像は争いの神とは思えぬほど華奢で、触れれば折れそうなほど細い腕を広げておりました。しかし、そんな線の細い姿でも決して頼りないとは感じさせないのは、阿修羅像の持つ神々しさ故なのだろう。

さて、阿修羅象ばかりに目がいきがちな今回の展覧会だが、本当に素晴らしいのは阿修羅像の造形なのではない。この展覧会は興福寺創建1300年の記念として開かれたもの。つまり、興福寺が開かれてから1300年もの長い間守られてきた歴史があるのです。

1300年といえば歴史の教科書にもあるように710年、「何と大きな平城京」と覚えた平城京遷都の年。お寺の歴史は長いといわれますが、1300年とはまさに気の遠くなるような年月です。それだけの年月をかけてお寺を守り、伝え、仏像を守ってきた人が本当に多くいたことに感謝をしたくなる。そんな展示でした。

2009年5月 8日

「阿修羅来襲」 by 星覚(KNOMナビゲータ)

上野公園は桜色。空は東京の濁った空気を忘れさせるくらい青く澄み、平日にも関わらず多くの人が春の訪れを愉しんでいた。

東京国立博物館を訪れるのは初めてのことだ。上野の街にあって静かに落ち着いた聖域を想像していたがこの日は少し違うようだった。

取材関係者が天井の広いロビー入り口の階段下に集まり、午後に行われるレセプションの準備も手伝って、入館しても喧噪は途絶えることがなく阿修羅来襲のただならぬ気配を感じる。

主催者の挨拶が終わると取材陣は一斉に階段を上って展示会場になだれこんだ。

続きを読む "阿修羅展クロスレポート その1"
2009年4月15日

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興福寺の誕生

 興福寺は、中臣(藤原)鎌足(なかとみのかまたり)が重病に伏した669年、夫人の鏡女王(かがみのおおきみ)が病気平癒を願い山科の私邸に建てた山科寺(やましなでら)がそのはじまりです。その後飛鳥に移転して厩坂寺(うまやさかでら)と名を変えたのち、710年の平城京遷都と同時に鎌足の息子・藤原不比等(ふじわらのふひと)によって現在の場所に移され興福寺と改号されました。
(写真:興福寺回廊 提供:興福寺)

 寺号の由来は、一説には父の鎌足が信仰していた『維摩経』(ゆいまきょう)「方便品(ほうべんぼん)」の「福力を興さ令む(ふくりきをおこさしむ)」という経文によるとされています。平城京内で最初に造営されたのが興福寺で、平城京から見ればそこは小高い丘の上にあり、当時は平城京を一望するのに相応しい場所でもあったのです。

 奈良時代に建立された興福寺を含む南都寺院は、僧侶が学問をするための研究機関でした。現在の宗派という概念とは異なり、学ぶ経典や教義ごとに僧侶の研究のグループがあり、それを「衆」と呼んで分類されていました。そこから多くの留学僧が唐へ渡り、大陸の文化を学んで日本へ請来したのです。

続きを読む "【特集:阿修羅展】興福寺1300年の歴史"
2009年4月13日

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なぜ阿修羅像は造られたのか?

 今回展示される仏像の多くは1717年に焼失した西金堂(さいこんどう)に安置されていました。西金堂諸仏の作者は、長らくわからなかったのですが、昭和八年に福山敏男氏の研究によって、正倉院文書のなかの西金堂造営経緯を詳しく記した「造仏所作物帳(ぞうぶっしょさもつちょう)」が見いだされ、阿修羅をはじめとする八部衆や十大弟子といった乾漆像の作者は百済から渡来した仏師・将軍万福(しょうぐんまんぷく)であったことがわかりました。
(写真:阿修羅像 提供:興福寺)

続きを読む "【特集:阿修羅展】阿修羅像誕生の秘密に迫る"
2009年4月12日

 本特集でとりあげた東京国立博物館で開催中の「興福寺送検300年記念 国宝阿修羅展」にはもう行かれましたでしょうか?

 彼岸寺では、大好評開催中の「阿修羅展」のチケットを10組20名の方にプレゼントいたします。ご希望の方は、info@higan.netまでタイトルを「阿修羅展読者プレゼント係」として、お名前、ご住所、彼岸寺の感想をお書き添えのうえ、4月19日(日)までにご応募下さい(抽選の結果は発送をもって代えさせていただきます)。

 また、彼岸寺では阿修羅展に行かれた方からの読者レポートもお待ちしておりますので、ぜひご感想をメールかコメントにてお寄せ下さい。

 皆様のご応募を心よりお待ちしております。

【追記:4/20】

 阿修羅展チケットプレゼントにたくさんのご応募ありがとうございました。19日24:00をもって応募を締め切らせていただきました。抽選の結果は発送をもって代えさせていただきますので、ご了承下さい。またのご応募お待ちしております。

2009年4月11日

Ashura_009.jpg いよいよ東京国立博物館ではじまった「興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展」。東京での開催は戦後間もない昭和27年以来、半世紀ぶりとあって昨年の開催発表から大きな注目を集めていた。その後もみうらじゅんが会長を務める阿修羅ファンクラブに1万3千人を超える会員が入会するなど、開催前から大変な盛り上がりを見せていた。

 3月31日の展覧会初日には阿修羅像を一目拝もうと10863人もの観覧者が訪れ、東京国立博物館の初日入館者数の新記録を更新した。その後も連日1万人を超える人が訪れるなど、阿修羅像の魅力が多くの人々を惹きつけている。

 1300年という時代を超えて多くの人を魅了し続けてきた阿修羅像をはじめとする、数多くの寺宝を守り伝えてこられた法相宗大本山・興福寺。今回は興福寺で執事を務められる多川良俊さんに、展覧会の見所や阿修羅像の秘密、興福寺の歴史までお話しを伺った。
(写真:阿修羅像 提供:興福寺)

天平の息づかいを直に、ガラスケースなしの展示

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 興福寺には、国宝に指定されている仏像彫刻の13.4%が伝えられていますが、その中でも特に有名なのが阿修羅像です。今回は阿修羅像を含め、中でも最も古い天平時代(※てんぴょうじだい:7世紀終わり頃から8世紀中頃)の仏像の14躯(く)すべてが出陳されます。(写真:興福寺執事 多川良俊さん)

 これほど多く天平の仏像が一度に公開されること自体滅多にありません。今回はさらに仏像を直にご覧いただけるように陳列ケースには入れず、特に阿修羅像は円形の台座に載せられていて、360度ぐるっと拝観できるように展示されています。

続きを読む "【特集:阿修羅展】 いよいよ始まった「阿修羅展」、その魅力に迫る"
2008年11月15日

【特集:ヒト】小池龍之介さん「出家と家出(上)」より続く。

神を立てない考え方

koike_2.jpg 私は意図的に仏教という言葉を使わないで、仏道と言っています。いずれ仏道という言葉がもっと世の中に認知されるようになったら、もはや仏道という言葉を使わずに、シンプルに「道」とか「法」とかそういうふうに言いたいですね。ブッダが作った法ではなくて、ブッダが見つけた法ですから。パーリ語で書かれたいくつかの経典なんかを見ると、やっぱり出てくる言葉は道とか法とか、そういう表現が多い。ブッダのダンマ、仏法とは出て来ずに、ただダンマ、ダンマという感じ。そのダンマという言葉も、仏教の私有物ではなくて、もっとインド的文脈なんですよ。ジャイナ教もダンマと言う。自然の法則や宇宙の真理を、ブッダのダンマとか言い出したら争いになってしまうし、何よりブッダが一番それを避けようとしていた。

 仏道は生きるための方法のようなものなので、別にイスラム教徒が使おうとキリスト教徒が使おうとジャイナ教徒が使おうと、勝手にしてくださいというのが基本的にブッダの立場です。バラモン教の司祭がブッダに帰依したときに、「私はブッダに帰依して弟子となるためバラモン教の司祭を辞めるから、出家させてください」って言ったら、ブッダは「いや、あなたは世俗の職業として宗教家である。司祭の役目もあるのにそれを投げ出したら信者の皆さんが非常に迷惑を受けるから、職業としてバラモン教の司祭を務めながら、在家信者として私のもとへ通いなさい」というような回答をしています。

 私がタイにいたとき、キリスト教の人が仏道の修行をしていたこともありました。本来、仏道というのは「宗教」と横並びにならない。大乗仏教ではない仏教国、たとえばタイでは仏道のことを「神を立てない考え方」というような意味の言葉で表します。ブッダの教えという言い方もするんですが、真剣に実践をして仏教が分かっている人ほど、仏道のことを宗教と呼ばない傾向がありますね。

続きを読む "【特集:ヒト】小池龍之介さん「出家と家出(下)」"
2008年11月13日

 「仏になるための仏教講座特別編 チベット・ニューヨーク・ヒロシマ 平和を紡ぐキャンドルナイト@光明寺」と題し、米国よりニューヨーク本願寺住職・中垣顕實(なかがきけんじつ)さんをご講師にお迎えして、平和を願う法要と講演を11月29日(土)17:00より開催いたします。

 当日は参加者全員での平和を願う法要を行ってから、9.11アメリカ同時多発テロをニューヨークのマンハッタンで実際に体験された中垣さんに、ニューヨークで実践している平和活動や、平和への思いを語っていただきます。

 また、特別ゲストには中垣さんのご友人であるミュージシャン・原田真二さんをお招きし、平和を願うミニライブをしていただくとともに、本堂前のテラスではキャンドルアーティストとして世界で活躍するCandle JUNEさんによるキャンドルアートに火が灯されます。イベントの最後には、以上のお三方と平和を語るトークの時間も。

 入場無料となっておりますので、ぜひどなたもお気軽にご参加ください。

仏になるための仏教講座特別編
チベット・ニューヨーク・ヒロシマ 平和を紡ぐキャンドルナイト@光明寺
〜神谷町オープンテラスで平和を語る年末の夕べ〜
ご講師中垣顕實さん(ニューヨーク本願寺住職)
特別ゲスト原田真二さん(アーティスト)
キャンドルアートCandle JUNEさん(キャンドルアーティスト)
日時2008年11月29日(土)17:00~20:00(16:30より受付開始)
参加費無料・申込み不要(ニューヨーク本願寺へのカンパを受け付けます)
会場浄土真宗本願寺派 梅上山光明寺(東京都港区虎ノ門3-25-1 日比谷線神谷町駅徒歩1分 →地図
お問い合せ彼岸寺仏教講座係(kouza@higan.net
主催IBA(超宗派仏教青年会)(http://www.higan.net/
協力梅上山光明寺(http://www.komyoji.org/

以下、ゲストの方々のプロフィールを掲載いたします。

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チベット・ニューヨーク・ヒロシマ平和を紡ぐ
キャンドルナイト@光明寺開催のお知らせ"