2006年8月 4日


 「写経」とは、仏教のお経を一文字一文字書き写すこと。673年に天武天皇が国家安泰を祈願するために行ったのが、日本で最初の写経とされている。

  ベル&セバスチャンやグウェン・ステファニーにも歌われ、いまや日本のポップカルチャーの中心地として世界的に有名になった原宿に、写経を初めとした様々な文化講座や個展、ツアーなどを開催する、アートカルチャーセンター 「原宿 精舎」がオープンした。

 マイクを用いなくても声が届くようにしたという30名まで着席可能な写経教室や、会員同士お茶を飲んだり会話ができるコーナーなど、人と人がつながるコミュニティを作るための工夫が随所にこらされている。会員は入会金10万円、年会費12万円。ビジターは1回1000円で写経できる。日本画家平山郁夫氏を始めとする著名人による講座に加え、講座講師と芸術・文化について語り合える「交流食事会」などが開催される予定。

 原宿と写経という一見ミスマッチな組み合わせにしたのは、「原宿は多くの人が集まりエネルギーが渦巻いている場だから」と語るのは、「原宿 精舎」のプロデューサーでアートプロデュースを手がけるラリス株式会社社長の松岡久美子氏。「日本文化の最も古いものの一つである仏教と原宿に満ちている熱気と組み合わせて、新しいものを生みだしたい」と話す。

 さらに松岡氏は写経について、「ビートたけしさんは生死をさまよう体験をしたことをきっかけに絵画(点描画)を始めたが、そこには写経にも通じるような「祈り」の感覚が感じられる」と話してくれた。「写経とは人の心を映す鏡のようなもの。誰に教えられることがなくても、自然と見えてくるものがある」

 気軽に立ち寄れてホッとするコミュニティを目指す「原宿 精舎」。12月中旬までは写経の無料体験も行う予定(墨と筆は要購入)。自分を心を見つめ直すきっかけに、一度訪れてみては。

■アートカルチャーセンター「原宿 精舎」 
■住所:渋谷区神宮前3-21-17
■連絡先:TEL03-5772-1858 FAX03-5772-1898
■営業時間:月〜金10時〜19時 (土・日・祝・イベントのない日は休み)
■ラリス株式会社:http://www.laris.co.jp

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